河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「幻の河内弁パートⅡ」

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 探していると見つからない、しかし、ひょんな事から見つかる確率は結構高いものです。追いかけると逃げる訳でも無いのですが、よく直面するシーンです。今回は、探していたが見つからなかったある本が見つかった、というお話しです。

 探していたのは「河内弁」の紹介本です。昭和60年9月の出版ですから、32年程前の本です。私が入手した経緯は不明ですが、「幻の河内弁」とこの二冊目「幻の河内弁パートⅡ」(後藤利幸著)の二冊持っていました。しかし、「幻の河内弁」は、とある大企業の大阪支店長に赴任された人が「是非貸して欲しい」と欲されそのままになっているはず。本を貸す馬鹿・借りる馬鹿を地でいった結末です。

 中身の紹介ですが、イントネーションや風物もありますのでスキャンで紹介します。先ずは、夏らしく「行水」です。私のガキの頃あちこちの長屋の井戸付近で見られました。我が家は井戸がなく、水道水でした。桶の底が抜けるので、中で暴れるなど御法度でした。

 二枚目は「五右衛門風呂」です。げす板が無い場合は、本当に下駄を履いて入浴していました。お風呂は、母屋には無く母屋に続く風呂・便所棟にありました。夏は良いが、寒い冬の入浴は業でもありました。このタイプの風呂も我が家には無く、両親の実家に行くと大婆さんが焚き口に座り込んで藁を燃やしていました。他に単純で経験も必要な、へっつい(カマド)の守も老人の主な仕事でした。

 今でも日常的に使われている、用語や言い回しなど沢山あります。今後折に触れて紹介していきたいと思っています。ほんだら ひのつりしてから(では、ひのつり=暑中見舞い=昼寝)またな・・・。

 写真:幻の河内弁パートⅡ、行水、げすいた(五右衛門風呂)、上手下手?

 河内弁
 悪名と 広めた和尚 今東光 <偐今東光>