河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

葛飾柴又帝釈天や参道「重要文化的景観」に選定

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 ご存じフーテンの寅こと車寅次郎の故郷が国選定「重要文化的景観」に選定されることとなったらしい。このほど文化審議会が「男はつらいよ」の舞台、東京葛飾柴又帝釈天題教寺)や参道などを、国の重要文化的景観に指定するよう答申をした。手続きを経て指定され、今回の柴又を含む3件を加えると51件となる。

 葛飾柴又の帝釈天で産湯を使い・・・と名調子で啖呵を切る寅さんのルーツであり、逃げ処でもあります。失敗をやらかしたり、マドンナから逃れる時に逃げ込むのが柴又のとらや。そして妹夫婦やまわりの気の良いおいちゃんや蛸社長にわがままを言って気分を逆なでしては、駅のホームから寂しく「売」へと旅立つ。いわば映画の大きな舞台装置でもあります。

 彼の地には二度行った経験があります。一度目は25年以上前、二度目は六年前です。どちらも車で行ったのですが、共に案内人が付き添っていただいて迷うこと無く見物できました。初回では「矢切の渡し」を往復しました。二回目(写真)では「寅さん記念館」が出来ていて、映画を取りまく環境の変化を感じたのですが、今回は重要文化的景観とは寅さんにしては大出世です。もっとも、寅なら「見上げたもんだが、あっしには関係無い」と台詞で語るでしょうが。

 私の旅の目的の一つに寅さんシリーズのロケ地を組み入れることがあります。何故かと云うまでも無く、ロケ地は観光地であり日本の観光地の要素の一番は温泉です。時代がかった温泉地の横を見ると、寅さんロケ地の標柱があることが多くセットで楽しめるというわけです。今回の選定が葛飾柴又にとって観光の起爆剤になると結構ですが、日本各地のロケ地にとってもお裾分けがあればと願いましょう。

 写真:柴又駅前、山田洋次石碑、参道髙木屋老舗前、題教寺彫物、寅さん記念館

 文化的景観
 願わくば ロケ地それぞれ ご指定を <偐寅次郎>