河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

本当の「湯党」とは?

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 今年の新語・流行語年間大賞では「忖度」と「インスタ映え」が選ばれて、饅頭屋さんとCanCam it girlが代表受賞したそうですね。忖度では総理君か国税庁長官様でも受賞者に選ばれるかと期待しておりましたが、受賞者を選ぶ過程でも忖度されたのかな。

 日経の日曜の最終面に「遊遊漢字学」という阿辻哲次氏のコラムが掲載されています。漢字にまつわるコラムで毎週楽しみにしています。菊には訓読みが無い、等という「なるほど集」で、実生活でも役に立つと時には切り抜きもしております。その、2017年10月22日付けの「湯党はごめんだ」では、私にも一言ありです。

 政治の世界での与党と野党を解説した後、今日の日本の野党の中にあっても与党とそれほど変わらない政策を訴える政党があるようで、知識人に聞いた話では、そんな政党のことを一部のネットでは「ゆ党」と呼んでいるらしいとのこと。阿辻氏は結びとしてかな五十音表の「や行」では「や」と「よ」の間に「ゆ」があるからだとか。それを漢字で書く決まりはないが、間違ってもぬるま湯に入るという「湯党」であって欲しくない、と結んでおられる。

 ぬるま湯に入るという表現はそれぞれ思いがあるでしょう。私の思いは長湯が出来る適温。熱過ぎるのは心底温まれない、冷え過ぎは風邪のもと。体温より数度高い程度、感覚としては少し寒い感じで首まで入る。これで2-30分も入っていれば身体の芯までホカホカ感が長続きします。喩え、ぬるま湯といってもこれ厳しい温泉学の実技演習であります。

 何かしら思いつきで行動を起こしては、どれもこれも中途半端にしくさし。身を切ると言っては**調査費を誤魔化す。そんなゆ党に温泉学の「湯党」を名告らせてはなりません。

 写真:「ゆ」の位置です、コラム切り抜き

 ゆ党
 身を切ると 言いつ人肌 温めあう <偐湯党>