人生後半の自動車として選んだのがMercedes-Benzでしたが、車のフィーリングが私にあっていた以上に影響があったのがセールスマンでしょう。＊ナセ自動車のTさんが私の担当となったのは入社された頃でした。私としてはこれで人生最後になるかなと思うくらいの、買い物でありました。
以来、目立たなく前に出しゃばるでも無く１７年間も車この車のサポートをしてくださいました。多分私と関わってもさほど利益にはつながらないのは承知されていてのことだと思います。事実、この間自動車の販売に協力できたのはたった一台だけですから。
その後人生の節目を迎えて、二代目の終の車を購入することが出来た。もちろんTさんに相談しました。時代はダウンサイジングが主流でした。彼もこのタイプを進めていただきましたが、ここは我を張ってマルチシリンダーとしました。結果、彼もやはり車はエンジンですね・・・と選択を褒めてくれたように思います。ただ、色は冒険というか無謀でした。その色は、当時三台しか日本には入っていなかったという事をオーダーして後に知ったからです。
今春、この車の車検でした。車を受取に来たTさん｢Tokyo Rusk」という写真の土産を手にされています。お顔もなんだかウキウキした心を写しだしたような笑顔です。「合格された？」とお聴きしたところ「第一志望に合格しました」と喜ばしい報告を。じつは何年も前から、お互いに家庭内のことや子供達の成長等を話しする事が。その中でご長女が今年大学入試とお聴きしておりまして、入試に御利益があると神社仏閣で聞くとお子さんの入試祈願をしておりました。
お土産は合格発表に行った時の物。昨日私の車を納車して本日からお父さんも先発している母子に追いつく予定とか。赤門の前での記念写真でも撮っておられるかもしれませんね。知人のお子さんで赤門をくぐったのは何人かおられますが、子女は初めてです。すばらしい法律家に成られることでしょう。
