河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「三下り半」

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 江戸時代の離縁状は、三行半で離縁の内容を書いていたそうで、ここ高津神社にその縁切り坂という西坂がありました。この坂の形状が明治までは、三下り半になっていて「悪縁」が切れるそうです。

 今日は前回に引き続いて大阪上町台地散歩です。この高津神社は落語「高津の富くじ」で有名な神社です。(崇徳院でも出てきます)上町台地の社寺仏閣が建ち並ぶ中にあります。この神社の裏庭が、最近発見した私の梅の名所でして、あまり人出もないところから、密やかに楽しんでおります。

 本日は未だ少し早いですが、紅梅、白梅そしてしだれ梅がそれぞれ競うように咲いていました。仁徳天皇が民の竈から煙が上がっていないことから租税を免除した、その煙を見た場所とされるところから、仁徳天皇を主神とする高津神社本殿の裏が「仁徳庭園」として整備されていますが、梅は社殿の裏にある公園のほうが見事です。

 他に、高津の富くじにちなんで桂文枝さんの石碑や今も落語会が催される「富くじ亭」、崇徳院で主人公達が出会った「絵馬堂」ここには坂田藤十郎さんの襲名を記念した絵馬も掲げられています。この神社は古代史から江戸時代の庶民の暮らし、現代の記念品が見ることが出来るテーマパークですな。

 写真:縁切り坂、本殿、富くじ亭、梅様々

 高津神社にて
 ○仁徳の 願いむなしく 平成不況