河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

北近畿「行乞予行演習の旅」 その弐

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 行乞の旅の出立は遅い。先を急ぐ必要など無いので、遅くて良いのであります。次ぎに向かうのは鳥取だが、昨夜お願いしたマッサージ師に畑を見学するように要請を受けていたので。先ずその畑へ、詳しくは別項でご説明しましょう。

 丹後木津から鳥取へ単純に向かうと2時間もかからないので、例によって立ち寄り湯です。今回は七釜温泉です。浜坂温泉郷に含んで理解されたり、切り離されて表記される場合のふたとおりありますが、泉質からは別にするのが妥当かと思います。

 洒落ではなく「釜」が露天に置かれてあります。鉄分の多い42度と少し熱目ですね。ここで時間調整を兼ねてゆっくりとした時間を過ごしていたら、急に西の空が曇ってきました。予想通り雨がくるようですね。慌てて出立することに。

 鳥取温泉の「こぜにや」は駅から徒歩でも10分とかからない場所に。県庁所在地の駅前の温泉は他に良く知りません。観水庭と副題を付けているように、泉水の周りに各施設が配されていて、非常にモダンな感じです。浴室も設え材質共に良く吟味された素晴らしい温泉、しかも個室を含めて入り放題です。

 最後に特筆したいのは、お料理です。山岡料理長の繊細な味付けと上品な盛りつけ、それぞれが自己主張しないのですが、全体にまとまった和のモダニズムを感じます。

 写真:玄関から浴屋を望む、個室、大浴場、お料理のしおりから

 「こぜにや」にて
 ○こぜにやで 小銭の意味を 計りかね