河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

九州行乞の旅「湯の児温泉から湯川内温泉を行く」

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 日奈久温泉まで山頭火の足跡を辿りましたが、記録によると熊本県芦北町佐敷辺りで途切れています。そこで、暫し山頭火とは分かれて私なりの旅を続けることとしました。目指すは薩摩藩隠し湯といわれている湯川内温泉です。

 不知火湾をさらに南下すると、水俣です。一企業が起こした「公害」としては戦後最大級いや世界最大級かもしれません。私はその様なことを思い起こす世代の端くれです。しかし、この問題を語る場では無いので通過。水俣の企業群の最大のお得意さんであったろうと考えられるのが、脇に控える湯の児温泉です。

 ここでは、温泉博士のお世話になりました。写真のように旅館「山海館」の基礎となる岩盤を掘り、トンネルで外湯とつながっています。男女それぞれにトンネルがあって、途中交差していますが、男は緊急停止禁止だそうです。トンネルを出ると、不知火湾を眺めることが出来ます。

 四日目の宿としたのが、湯川内温泉のかじか荘です。まだ記録にはしておりませんが、今回の旅の出だしも奥津温泉の河鹿園ですので、奇遇ですな。このかじか荘は、出水市郊外の山中奥深く存在しています。温泉は源泉の上に風呂がある。家屋を取っ払うと「野湯」ですね。39度という湯温は、何時間でも入ることが出来る、素晴らしい温泉です。島津候ならずとも、隠したい気持ちになるはずです。
 最後の写真は、同じ宿に泊まった皆様からの御報謝の品々です。合唱

 写真:山海館トンネル、不知火湾、温泉博士、湯川内温泉湯おけ、道中の坂
  同宿の皆様からの御報謝の品々

 湯川内温泉にて
 ○出水に 泉 隠れ湧く