河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

近江「佐川美術館にて」

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 彦根から琵琶湖大橋畔まで湖周道路を約30分。彼岸花が美しい道路を走っていると近江八幡の入口に差し掛かる。水門を兼ねた大きな橋をやり過ごすと長命寺の標識が。さらに南下するとマイアミビーチという懐かしい名称が出ては走り去っていく。過ぎ去り我が青春のようだ・・・。

 琵琶湖大橋の麓は、大津のベッドタウン化している。しかし、佐川美術館は背景に公共施設を取り込んでおられるためか、雰囲気に10年経過して訪れても違和感が無い。見事な設計だと感心した。西武系のリゾートも、斯様な都市計画を巧妙に取り入れた設計です。

 平山郁夫佐藤忠良樂吉左衞門の作品を中心に展示しているが、樂作品は今回が初めてです。群青色の平山、裸婦像が非常に魅力的な佐藤忠良だけで、鑑賞に要するエネルギーが燃え尽きたため、茶碗は次回に回すことにしました。

 館内では喫茶スペースも設けられていて、軽い昼食をいただいた。美味な蕎麦と食後のコーヒーが妙に馴染みっぽい。後ほど恒郎女が私もこのコーヒーをと注文された。このとは如何に、と質問すると偐山頭火さんの何時も飲んでいる「イノダでしょう」と切り反されて、なるほど馴染みっぽい味なのだと理解できた。彼女は、カップのマークで分かったらしい。

 写真:琵琶湖のイメージか、館内にて智麻呂画伯スナップ、入場券

 佐川美術館にて
 日本画と ブロンズとが 良い香り    <偐山頭火