河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

生花と空額をいただく

 愚僧も参加する若草読書会の主宰者と云うべき智麻呂さんが亡くなって早一年が過ぎました。愚僧は命日に合わせてお墓参りを済ませていますが、同人で手芸作家の和郎女さんが何故かいつも都合が合わず納骨等にも参加できず悲しい思いをしていると聞いておりました。愚僧は葬られている墓の近くで何かと用が生じる事があるので、そんなときお声がけをしましょうと云うことになっていました。
 生花と額

 先日所用が出来たので前日に声がけしてお出迎えに。お住まいは河内温泉大学キャンパス近くなので大した出迎えでもありません。長瀬川堤防の南側に位置する所なので、川向かいとでも云う場所ですね。道中四方山話、途中藤井寺で愚僧の所用にお付き合いしていただき、石川を渡ればもう羽曳野の駒ヶ谷。ここは、加温ブドウの名産地で、ビニールに覆われたブドウ畑の中に墓園があるようなものです。
 小阪教会の共同墓地 智麻呂さんの永久の住処

 見事な花をご持参いただきました。和郎女様も教会墓地のイメージとして花を墓石の上に横たえると思われていました。墓には供花の壺もあるので見事な百合の花を立ててお供えなさった。横にしておけば一日でやつれるでしょう、まあ二日持っても墓の住民はともかく大した事は無いのですが。愚僧と共にどちらもクリスチャンという事になっていますが、最後に手を合わせて聖句の一つでも出てくれば良いのですがどちらも失念して無言。私は宗派は違うが日頃坊様と手を合わせて唱える「南無阿弥陀仏」と云っているというと、少しおかしいとおっしゃいますが。当然ですね。
 ベンチで花見宴会 下手な画像処理ですいません

 愚僧が途中で購入したお団子とペットボトルのお茶で花見宴会です。当日も墓園はお休みのようで館内施設は利用できません。先日トイレ騒動のあったのも同じ水曜日かもしれません。因みに水曜が休みは不動産や自動車販売業者に多いのですが、これは公営ギャンブルが水曜日が休みであったため、テキ屋ノミ屋等々が連鎖して休みとしていた名残です。
 手芸作家のお散歩

 綺麗な墓園を散歩されたり花が咲いていると、手芸作家は作品のヒントを探しておられる様ですが、無粋な愚僧はハイハイとお付き合いするのみですね。花の名も忘れました。そろそろ時間となりトランクに残ったお花をいただきました。何故か額も付いています。何時もは人形や景色を手芸で描いた作品をいただくのですが、本日は生花と空の額です。そこで、シャッレ気で納めたのが「生花」の小作品です。

 友と登る ブドウ畑の 山の墓  <偐山頭火