足かけ二年間におよぶ「大坂の陣400年」に関する今年の最初の催しが昨日行われ盛会に終了しました。大坂夏の陣の大がかりな戦の端緒となったのが、この小松山における後藤又兵衛が伊達政宗などの東軍に挑んだ戦です。
後藤隊2000騎に東軍2万人という圧倒的な戦力差を、地形を利用して一気に攻め落とそうとしたが、多勢に無勢、数時間も奮戦するも又兵衛は堕ちた。この一日を舞台にして行われたのが、柏原市玉手山一帯で繰り広げられた「小松山合戦まつり」という催し。
近鉄国分駅長主催のハイキングには、およそ1000人が参加、途中戦跡を巡りながら玉手山公園の野外劇場を目指します。道明寺駅を出発した隊も同様に。先頭が到着した頃から、セレモニーが始まります。実行委員会会長の挨拶に続いて、伊達政宗に扮した中野柏原市長からは「なんで、敵方の甲冑でんねん・・」と笑いも。
催しの第一部は箏曲「誓いのとき~大坂の陣400年に寄せて~」が作曲家大嶽和久一門の元に初演された。400年を区切りに、これから先の平和を誓った曲という。その後、各種の出し物で正午過ぎまでハイカーを釘付けにした。玉手山一帯は親子つれ、若者達が皐月が咲き誇るなか、楽しい一時を過ごした様子でした。