アメリカンキルト、ステンドグラス、アクティブガッシュ画に並んで乾漆器がある。不調和の調和でしょうか。私は、近くご結婚なさる知人のお嬢様への祝いの品として、写真に似た皿五客を求めて参りました。作家は、普段はご自身では包装等をなさらないとか、箱、詰め物全て持たされて帰って参りました。
先ほど何とか組み立てて、熨斗と包装を済ませるのみ。さて、誰が包装や熨斗を書くか・・・で行き詰まりです。結婚式までは数ヶ月あるので何とかなるでしょう。
麻の布を形に整えて、漆を蒔くこの技法は奈良時代から仏像などで広く使われていました。しかし、木像などの普及と大変時間がかかるという理由などで、平安時代には廃れてきたと云います。軽くて、落としても割れない。使えば使うほど味が出る、機能的にも大変優れた器だと思います。
写真:案内状、この道筋を行く、Kさんとお客様、この作品と同じものを