河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

紀伊半島の旅「世界遺産と温泉を線で繋ぐ」

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

イメージ 12

イメージ 13

イメージ 14

 伊勢を発って伊勢自動車道から紀勢自動車道へ入ると、二車線道路。せわしなく迫る後続車を、パスゾーンで交わしつつ紀勢大内山ICから高速を下りる。神経を使いつつ、余分な高速代を使うのが惜しいし、時間も有り余るほどあるためです。

 大内山という場所は、牛乳の産地らしい。どうも早とちりの筆者は山陰の「大山」と「大内山」を混同していたようだ。やたらと牛の看板と牛乳自販機が目立つ。それらの表示が無くなった頃に差し掛かるのが「荷坂峠」という熊野古道。現代の牛車は脇に整備されたトンネルで通過することになる。

 熊野灘に出た辺りが「長島」、ミカンの産地とかでやたら道端でミカンを積み上げて売っておられる。その看板の一つに「古里温泉」を発見した。同じ古里を名乗る温泉に「桜島 古里温泉」がある、ふと、来月の九州旅行の立ち寄り先にもと考えた。しかし、廃業の伝えを聞いている、再訪は叶わなかった。

 尾鷲市を過ぎると再び道は山間部に入り、大又川沿いを走ると「飛鳥神社」にでる。杉の巨木と、社を取り囲んで守るように組まれた石組みが荘厳な雰囲気を醸し出す。なにやら面白そうな大祭の看板が立っている以外、人影が無い。

 再び走ると暫して海岸線に出る。独特な岩礁の「鬼ヶ城」や「花の窟」等世界遺産の行列です。新宮市に入ると「国指定天然記念物 浮島」が町の真ん中にある。お子さん連れなら必見の場所です。が、今回はパスして先を急ぎました。

 直近のこの地を巡る旅では、旅館の選択に失敗した経験があり、主目的の「湯川温泉」を外して太地温泉で宿を取った。もちろん湯川温泉「きよもん湯」にはお邪魔した。硫黄泉の素晴らしい掛け流しでありました。宿は元国民宿舎を再利用した「白鯨」セカンドネームに「いさな」とある。E・Hニコルス著の「勇魚」が一躍有名にした太地の鯨漁を、同じ外国人が目の敵にしているというから皮肉ですな。イルカ・鯨を追い込む「くじら浜」が旅館の隣でした。
 
 写真:荷坂峠二題、古里温泉、飛鳥神社三題と大又川風景、きよもん湯、鯨の歓迎、鯨骨鳥居、くじら浜(海の犬ともめる場所)、宿の白鯨館内の温泉、食事に替えて(肉は南氷洋の資源調査捕鯨だそうです)

 飛鳥
 大和紀伊 親戚のよう 飛鳥ある  <偐山頭火