河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

紀伊半島の旅「世界遺産と温泉を線で繋ぐ その2」

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 翌朝は少し逆に戻り半島内部に入り込み、那智の大滝を目指します。飛瀧神社境内からの眺めが、滝を見上げるアングルとして「売れ筋」ですが、筆者は対岸の青岸渡寺へ向かいます。此処は車も置きやすく、健脚なら滝へのルートもある。参道沿いの駐車場よりは、気持ちよく置ける。

 三重塔と那智滝が見える辺りがベストポジション。写真でもご覧下さい。「滝に諸事をお祈り」し、再び国道42号の人となります。荒船海岸と呼ばれる海岸線は、船のルートとしては難所だったんでしょうか。暫く走ると橋杭岩ですが、その直前に「弘法の湯」という小さな立ち寄り湯がある。曜日限定、時間限定に付き今回も入湯ならず。どうぞご一緒にHP入湯を・・・。

 橋杭岩は、「超」が付く程有名。向かいに見える「大島」と結ぶ橋の杭のように見えるとか、今世間で騒がせている人工杭よりは頑丈そうです。更に進むと、「潮岬」、本州最南端で岬には潮岬灯台やタワーが建っている、昭和のレトロ観光地のようです。バイクを下ろして周回しましたが、小径のバイクでは少し無理がありました。

 灯台を離れて国道に戻り、車も人間もエネルギー注入です。スタンドの兄さんに「暫く昼はコンビニばかり、何か良い飯屋は無いか・・・」と聞いて指さされたのが向かいの寿司屋。「浜田」というスタンドの真向かいにあったお寿司屋さん。事情を云うと、回転寿司程度の値段で生きの良い握りと赤だしで満腹になった。

 満腹になった車と人間は快適に走ります。すさみでは「道の駅 猪ブータンすさみ」で小休止、海岸の風景を楽しみますが、この辺りでは既に高速が出来ていて国道は閑散としている。そのため、少し前と比べると景色が落ち着いてみられる。沿道沿いの商売人は大変でしょうが。

 白浜に近づくと「椿温泉」ですが、此処でも大きな変化が。国道沿いの大きな旅館が廃業していて、立ち寄り湯「椿 はなの湯」が開湯していた。もちろん拝湯する。源泉に近い湯と普通の湯があるが、普通の湯の方が人気がある、聞いていると源泉は温度が低いからとか。我が意を得たりと、源泉を独占して楽しんだ。

 椿の後は田辺の「かんぽの宿」を目指すだけ。老朽化したかんぽ白浜が8月に閉鎖、今後民営化の波の中にあって現存するかんぽの宿も厳しい立ち位置にいるようで、その反面職員には緊張感がある。公営施設ならではのサービスも有ろうと思う、一踏ん張りを期待して最上階の風呂に浸る。夕景が美しい。

 写真:青岸渡寺二題、弘法の湯、橋杭岩二題、潮岬二題、すさみ道の駅より、椿はなの湯外観、浴室、かんぽ田辺風呂より夕景

 潮岬
 半島の ヘソが本州 最南端  <偐灯台守>