河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「河内行 畦道産直」

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 MTB行による河内参りにはいくつもの目的がありますが、その一つは野菜の産直買いです。八尾市内の東南に位置する地区は、大和川の旧河川敷で、適度な砂地と肥沃な堆積物で見事な野菜が育ちます。若牛蒡、枝豆等河内特産と言っても良いくらいの、旬の野菜を畦道で買うのも一つの目的でした。

 時には大きなスイカほどの冬瓜を、リュックに入れられて(善意で強制的に)ひっくり返りそうになりつつ帰った事も思い出します。その農地が市街化されると聞いたのがこの夏、大きな病院と住宅が立ち並ぶ町へと変身するそうです。何か寂しい気持ちになる。

 昨日は息子夫妻とその子が訪問してくれると聞いて、一家が大好きな野菜を・・・と何時もの畦端の直売場へ。定曜日しか開いていないのは知っていましたが、もしかしてとも思いつつ。やはり・・・

 閉じた小屋の横から小生を見付けた主(この場合は奥様)は、ちょっと入りなはれとシャッターを開けて、見繕ってくださる。水菜、蕪、等々。もちろん無臭ニンニクも。加えていただいたのが写真の柚。少々ぶこつい顔をしているからか、玄関に置いて魔除けにもと云う。なるほど立派な魔除けになりそうです。

 京漬け物の千枚漬けの味付け右京区嵯峨水尾ではお風呂に入れて振る舞いもするとか云います。我が家では、暫く玄関で睨みを利かせていただきましょう。

 写真:睨み柚(俵屋宗達擬流に)

 野菜などを背負いつつ
 子や孫の 喜ぶ顔を 見たさ故 野駆けて帰る 柚を背負いつ <偐山頭火