日本の伝統文化であります「温泉マーク」が外国人に判りにくい、とオリンピックに向けて改変しようとする動きがあるとお伝えしたことがあります。この程お偉い権威者が色々と論議された結果、従来のマークも併用可となったと云う報道がありました。
結局、「そんなあほなこと・・・」と関西弁で言う結果となったようですね。変更しなくてはいけないという経済産業省の主張に、外国人に判りづらいという論拠がありました。しかし、議論の中では来訪外国人の七割が理解しており、残り三割に向けて「判りよい為に」という主張だったことも明らかになりました。
以前日本が統治していた国々では既存のマークが広く使われていて、変更は更なる混乱を招くことになるのではと危惧しておりました。どうか、三割の判りにくいという外国人には更なる説明と、日本という国の文化を理解して頂く学習をして頂く努力が必要かと思います。
骨折り損の草臥れ儲けのようではありますが、先ずはともあれ「♨」マーク存続おめでとうございます。ゴルフのヤードのように、代えてまた元に戻すという大恥をかかなかった点では「儲け」かもしれません。霞ヶ関のご意向も、「上意下達」とはすんなりと行かなくなって来ましたか。
写真：生き残った♨マーク、地図では（黒ベタ白抜きは日帰りマーク）
