河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

ことさら信心深い

と云うことでは無いのですが、事の序でと云えば神様に叱られるが、昨日山麓バイパスを走り一言主へお礼参りに行ってきました。お礼と云うことにこだわらずによく走る道ですが、昨日は山頂に連なって薄らと雪景色。これがまた、神々しくも見えるのは私だけでしょうか。
 葛城山頂付近の雪景色

 ここから暫く走ると九品寺、これをやり過ごすと山腹に大銀杏の一言主神社です。参拝客もあまり居ない、これと云った売店も無いわりには数多くの車が止まっています。今回Ky君のお願いに行ったのは昨年、受験が一月で同月下旬には合格通知、お礼参りは縁のある枚岡神社へ済ませたのが先週でした。
 今回の本家にもお礼を申し上げる

 神さんに頼って合格したわけでは無いとは分かりつつも、神や仏に願いというのは歌謡曲で云う「星に願い」と同様で何かに頼るというのは人情、代わりに頼って貰ったky君や願かけられた神さんにとっては良い迷惑かもしれません。
 帰路斑鳩で古都華を求める

 本日来るというKy君のために古都華を求めます。同時に先の読書会で遠くから来て土産を頂いた方や、私の大の友人A君を亡くしたその妻K女史にも一周忌には早いが同時にお送りした。最近近しい人ばかりが次々と亡くなるのが悲しい。でも、KY君や同時に送った同じ孫のKz君達に送るのは、大変夢がある楽しいプレゼントであります。
 春よこい 斑鳩の野に 赤い華  <偐山頭火

佐川美術館へ

 昨日から滋賀県にある佐川美術館へ行っていました。設立母体の佐川急便株式会社が創業40周年記念事業の一環として、 琵琶湖を望む美しい自然に囲まれた近江・守山の地に1998年3月に開館した。平山郁夫作品を中心に彫刻家佐藤忠良と陶芸家の樂直入を主に展示している。愚僧は2013年3月に読書会開催時に訪れて以来、機会あるごとに訪問している美術館です。
 美術館全景 竹中工務店の手になる建物全景

 昨日は雨でしたが、到着後入館時は止み、退館時も小雨となるラッキーな塩梅、日頃の行いの良さが現れている・・・と自画自賛。美術館に入館と同時にイノダコーヒーのカフェーに突進、昼飯を軽く頂こうとの魂胆でした。以前は小隅にあった喫茶コーナーが建物の中心部に移動して、コーヒーはイノダですが蕎麦、炊き込みご飯やサンドも戴けるようになっている。我々は意を得たりと蕎麦とコーヒーを注文。蕎麦は比叡山下坂本の「鶴喜」を意識したようで、そこにくみ上げ湯葉が付き最後にイノダコーヒーとなると、京(風)グルメが出来上がったようだ。
 イノダコーヒーが似合う カップまでイノダと同じ、味は勿論です

 ラウンジから館内を眺める 周りは我々の様な老人ばかりでアングルに困ります

 展示内容は平山郁夫を中心に見学、佐藤忠良も興味があるが建物の外観にある作品で満足、茶器は時間の関係で省略としました。15歳の時に広島で原爆に遭い、中国の敦煌楼蘭遺跡のラクダを群青色で描いた作品が有名です。奈良薬師寺玄奘三蔵院壁画で薬師寺の復興にも尽力した。館内にはスイングするとなぞらえられた薬師寺の東西の塔の絵も在り近しさを感じました。
 館内様子 1

 愚妻は模写絵はがきを売店で買っていました。愚僧も精巧模写を一枚買おうとしましたが、館外の雨を考えて次回晴天の日に来た時にと諦めます。
 館内様子 2

 数時間館内におりましたが、浜大津で予約している宿のチェックインが迫ってきているので退館することに。
 お見送りいただいた佐藤忠良作品

 今回もナビでホテルを電話番号検索しましたら、直ぐ近くを指し示しています。ホテルでは桑名でも難儀な目に遭っていますので、早めに再検索し直すと浜大津方向を示したのでそれに従うことに。数年前にも同じ琵琶湖ホテルを取っていますので、近づくとその記憶が呼び戻されて無事に駐車場へ入ります。愚息が予約をしてくれて夕飯を普段通り5時頃にしていたので、その1時間前にとの思いでしたがぴったりと思惑通りです。
 ビュッヘスタイルの夕飯 右端の酒は3杯以上飲まないと損になる?

 ウエイターが飲み物はと問うので何が良いかと聞き直すと、90分1500円飲み放題が宜しかろうと。愚僧の酒飲み癖と暫く飲んでいないという思惑を読まれたような返事に、瞬時にそのようにと答える。赤ワインを二杯、シャンパンがあるのに気づきそれに転換する。愚僧が封切りらしく爽やかな舌触りにボトルを置いておいたら・・・とウエイターに。それは出来ないが手を上げたら直ぐに持ってきますという、気の利いたやり取りで一本空けた頃には出来上がりです。
 ボチボチ部屋へ 窓際が公道なみに利用されているが、通行人も覗いたりしない夕暮れ

 その頃、孫のKy君から電話がかかり小学校合格祝いのおもちゃが来たので開けても良いかとの相談。ママ曰く届いていたがおばあさん、おじいさんの手からと遠慮していたというので、直ぐに開けても良いよと返すとKy君大喜びでした。しかしホテルにいると聞いてボクも行きたいと、暫くすねていたとのことです。
 合格お礼参りに枚岡神社

 昨夜のKy君の電話のせいでも無いが、翌日琵琶湖からの帰り枚岡神社に立ち寄りお礼参りです。合格祈願に訪れたのが一言主神社でお礼が枚岡神社とは?と感じる方が多いとおもいます。枚岡の地は「日下」とも云い、雄略天皇がワカクサカベに妻問いした場所。合格祈願の一言主神社はその雄略が神と「邂逅」の場所となった所です。何か縁が繋がっていると無理に解釈しての両社への願掛け、お礼参りとしたものです。この点は先に同じように合格しているNちゃんの例に倣ったものです。
 合格の 願がかなった 梅満開  <偐山頭火

Kz君体操競技会に出場する

 勢州の愚女の長男Kz君が三重県の大きな体操教室の競技会「相好カップ」に出場しました。三重県下で最大規模の体操教室で、アジア大会で総合や種別でもメダリストを輩出している教室とか。大会は10日と11日四日市市総合体育館で開催、Kz君は11日の初級二年生男子クラスで出場しました。
 会場風景

 Kz君の運動競技会の見学は幼稚園の年少クラス以来、当時はかけっこで途中で心細くなって泣き出したKZ君でした。今回もおじいさんとおばあさんはそんな心配をしていましたが、堂々と入場行進している姿に成長を感じました。
 Kz君の6班出場選手達です

 競技は参加教室ごとに班を編制、Kz君は14名で編成する6班でした。マットでの側転と静止を何度か繰り返し、最後は跳び箱でまたポーズを決めます。各班ごとに審判員が2名付き判定を下していきますが、最初の選手は30点(40点満点)にも届かずKz君の番になると応援する方がハラハラでしたが、見事32.5点と思わぬ高得点にもしや・・・とも思いましたが全体では育成選手達には及びませんでしたが頑張りました。
 金賞成績のKz君 この後ご褒美になばなの里へ行かれました

 土地勘が全くない愚僧はKz君達とお泊まりする桑名シティーホテルに向かうも、途中はぐれてナビ頼りになるがこのナビがとんでもないナビ。電話番号で指示するとそのホテル名を表示するので従って運転するとどうもおかしい。伊勢湾方向に進み、到着地とするのが海岸に接した下水処理場です。周りを見渡しても殺風景な窓の亡い建物と橋等だけ。困り果ててホテルに電話するも、駅前の大通りにあるというホテルからは斯様な苦情は初めてという。こちらも苦情を言っているつもりは無いので、近くの公共施設を教えて貰い再入力すると到着地はなるほど駅前でした。と、やっとの思いでホテル着。その後Kz君達はなばなの里に行くというので、夕食は別にと云うことで一旦分かれる。
 Kz君達はなばなの里の人に エジプトのピラミッドとか

 むしろKz君は競技会よりこちらがメインだったようです。綺麗なお花によっているのは母さんだけ、美味しい料理と色々な乗り物にパパとチャレンジし、最後はお風呂でくつろぎホテルに帰ったのは10時前だったとか。勿論その頃爺さんは三重人とか云うお店で、久しぶりの御酒(伊勢の地酒 作)海産物に酔って夢心地でした。
 川森食堂 関インターに一番近い食堂です

 翌朝皆でホテルで朝食を頂いて解散です。愚僧は第二のミッション川森食堂の「味噌焼きうどん」に挑戦。挑戦と云っても戦では無く、開店時間に合わせて時間を消費しつつ行くだけのことです。最後は関宿の観光客用の駐車場から店に電話すると11時半だと思っていた時間が11時開店と分かり駐車場のおじさんに最後の地理案内を求めて川森食堂へ向かいます。既に店は満員状態で、ライダーおじさんが四角い鍋の味噌焼うどんを懸命に喰っていました。
 味噌焼きうどん 一人前は店が焼いてくれます

 食に対してあまり挑戦的で無い愚妻は親子どんぶりとか。我が味噌焼きうどんは数センチを切って食べていましたが、あまり乗った様子は無い。愚僧はそのうどんを平らげて愚妻の丼の残りをいただき満腹になりました。

 もりたさんより拝借した何人前かの鍋 (写真の無銭飲食)

 ブログ仲間のもりたさん直伝の「味噌焼きうどん」は体験してみる価値のある味です。戦国時代なら味噌とおにぎりで大将の命令一下、命を賭けて山野を駆け回っているような愚僧でしょう。時代が変わり野菜や肉が入っているだけでもましな戦国フードでありました。

 懸命な 眼(まなこ)がむかう 跳躍箱    <偐山頭火
 おっさんが 懸命に喰う 味噌饂飩      <偐山頭火

月初のお墓参り

 一昨日、如月初のお参りに行って行きました。いつも通りお墓参りしてお寺さんに立ち寄り、今月のお言葉を頂いてきました。いつもながら副住職さんの手になる言葉が書かれています。毎月の事なので大変だと思います。今月もなかなか気の利いた言葉が書かれています。
 門前の掲示

 お墓参りは何時もの槙持参ですが、今回は御所市で買った槙の枝を愚僧が束ねた物です。良い出来では無かったので、写真は省略です。お墓では同じ墓所にある古い友人で、昨年春に突然に亡くなったA君の家の墓にもお参りしました。それは、前日にA君の奥様から電話がありA君の遺骨をどうするか迷っているとの会話をさせていただいたからだと思います。
 A家の墓

 A君とはキリスト教会で知り合い、その後読書会結成やその後の様々な活動を一緒にさせていただいていました。30代で思う所があり上京、東京で安住の地を求め老後にさしかかった所で急逝されました。奥様によると東京に家族全員が暮らしているため、今後このお墓を利用する気は無いとのこと。墓を管理する役場に聞いてもその気が無ければ特に墓終い等の手続きの要はなく自然消滅するとのことであります。その奥様が近く帰阪しA君の両親が眠る墓に向かってその「つもり」を伝えるのかどうか知りませんがお参りするとのことで、先立として愚僧がお参りしました。
 特に身近な友人であったため、最後に一度会いたかったA君を偲んでお墓にお参りしてきました。

 如月に 墓(いし)に向かいて 君おもう <偐山頭火

ストーブのその後

 先日石油ストーブの買い換えについて記しました。その後、不要になったストーブの行く末について記します。我が家にはもうひとつ処分に困っている不要品があります。それが、プリンターです。室内のパソコン用とガレージ内のパソコンにそれぞれプリンターがあるのですが、愚息が不要と持ち込んだのも転がって邪魔になっています。これらをどの様に処分するかが当面の課題でした。

 先日我が家のポストに「無料回収」2月3日と書かれたチラシがほりこんでありました。
 ポストされたチラシ 黒丸印は愚僧が付けました

 それによると金属類を無料回収とするようですが、今世間を騒がしている水道蛇口も有るようで価値の高い金属を集めているようです。愚僧が丸を付けたように、石油ストーブとプリンター(もEPSONCanon)は含まれているようです。そこで、この業者に頼むことにして本日ガレージの奥から庭まで引きずり出しました。
 庭に出した不要品 明日が回収日

 愚息とその子ども達は不要品や暫く置いておくと云った品物はお爺ちゃんのところへ・・・と云う発想になるらしく、スノーボードの板、テニスボール、幼児用自動車やおもちゃ等がガレージに転がっています。時期になると知人にあげると持ち出しているのは、ものを大切にするという点では良いのですが、一時保管場所としては自分のガラクタだけでも沢山有るので少し問題ではあります。その点、今回比較的デカイ物が引き取られるので大変助かります。

  不要品 引き取られる だけでもまし  <偐山頭火

 

 廃品回収その後

 本日午前七時に玄関前の道路に出しました。その後十分ほどで無くなっていました。回収されて資源化されるのでしょう。引き取り手の無い愚僧だけ残りました。