河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

月初のお墓参り

 一昨日、如月初のお参りに行って行きました。いつも通りお墓参りしてお寺さんに立ち寄り、今月のお言葉を頂いてきました。いつもながら副住職さんの手になる言葉が書かれています。毎月の事なので大変だと思います。今月もなかなか気の利いた言葉が書かれています。
 門前の掲示

 お墓参りは何時もの槙持参ですが、今回は御所市で買った槙の枝を愚僧が束ねた物です。良い出来では無かったので、写真は省略です。お墓では同じ墓所にある古い友人で、昨年春に突然に亡くなったA君の家の墓にもお参りしました。それは、前日にA君の奥様から電話がありA君の遺骨をどうするか迷っているとの会話をさせていただいたからだと思います。
 A家の墓

 A君とはキリスト教会で知り合い、その後読書会結成やその後の様々な活動を一緒にさせていただいていました。30代で思う所があり上京、東京で安住の地を求め老後にさしかかった所で急逝されました。奥様によると東京に家族全員が暮らしているため、今後このお墓を利用する気は無いとのこと。墓を管理する役場に聞いてもその気が無ければ特に墓終い等の手続きの要はなく自然消滅するとのことであります。その奥様が近く帰阪しA君の両親が眠る墓に向かってその「つもり」を伝えるのかどうか知りませんがお参りするとのことで、先立として愚僧がお参りしました。
 特に身近な友人であったため、最後に一度会いたかったA君を偲んでお墓にお参りしてきました。

 如月に 墓(いし)に向かいて 君おもう <偐山頭火