河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

佐川美術館へ

 昨日から滋賀県にある佐川美術館へ行っていました。設立母体の佐川急便株式会社が創業40周年記念事業の一環として、 琵琶湖を望む美しい自然に囲まれた近江・守山の地に1998年3月に開館した。平山郁夫作品を中心に彫刻家佐藤忠良と陶芸家の樂直入を主に展示している。愚僧は2013年3月に読書会開催時に訪れて以来、機会あるごとに訪問している美術館です。
 美術館全景 竹中工務店の手になる建物全景

 昨日は雨でしたが、到着後入館時は止み、退館時も小雨となるラッキーな塩梅、日頃の行いの良さが現れている・・・と自画自賛。美術館に入館と同時にイノダコーヒーのカフェーに突進、昼飯を軽く頂こうとの魂胆でした。以前は小隅にあった喫茶コーナーが建物の中心部に移動して、コーヒーはイノダですが蕎麦、炊き込みご飯やサンドも戴けるようになっている。我々は意を得たりと蕎麦とコーヒーを注文。蕎麦は比叡山下坂本の「鶴喜」を意識したようで、そこにくみ上げ湯葉が付き最後にイノダコーヒーとなると、京(風)グルメが出来上がったようだ。
 イノダコーヒーが似合う カップまでイノダと同じ、味は勿論です

 ラウンジから館内を眺める 周りは我々の様な老人ばかりでアングルに困ります

 展示内容は平山郁夫を中心に見学、佐藤忠良も興味があるが建物の外観にある作品で満足、茶器は時間の関係で省略としました。15歳の時に広島で原爆に遭い、中国の敦煌楼蘭遺跡のラクダを群青色で描いた作品が有名です。奈良薬師寺玄奘三蔵院壁画で薬師寺の復興にも尽力した。館内にはスイングするとなぞらえられた薬師寺の東西の塔の絵も在り近しさを感じました。
 館内様子 1

 愚妻は模写絵はがきを売店で買っていました。愚僧も精巧模写を一枚買おうとしましたが、館外の雨を考えて次回晴天の日に来た時にと諦めます。
 館内様子 2

 数時間館内におりましたが、浜大津で予約している宿のチェックインが迫ってきているので退館することに。
 お見送りいただいた佐藤忠良作品

 今回もナビでホテルを電話番号検索しましたら、直ぐ近くを指し示しています。ホテルでは桑名でも難儀な目に遭っていますので、早めに再検索し直すと浜大津方向を示したのでそれに従うことに。数年前にも同じ琵琶湖ホテルを取っていますので、近づくとその記憶が呼び戻されて無事に駐車場へ入ります。愚息が予約をしてくれて夕飯を普段通り5時頃にしていたので、その1時間前にとの思いでしたがぴったりと思惑通りです。
 ビュッヘスタイルの夕飯 右端の酒は3杯以上飲まないと損になる?

 ウエイターが飲み物はと問うので何が良いかと聞き直すと、90分1500円飲み放題が宜しかろうと。愚僧の酒飲み癖と暫く飲んでいないという思惑を読まれたような返事に、瞬時にそのようにと答える。赤ワインを二杯、シャンパンがあるのに気づきそれに転換する。愚僧が封切りらしく爽やかな舌触りにボトルを置いておいたら・・・とウエイターに。それは出来ないが手を上げたら直ぐに持ってきますという、気の利いたやり取りで一本空けた頃には出来上がりです。
 ボチボチ部屋へ 窓際が公道なみに利用されているが、通行人も覗いたりしない夕暮れ

 その頃、孫のKy君から電話がかかり小学校合格祝いのおもちゃが来たので開けても良いかとの相談。ママ曰く届いていたがおばあさん、おじいさんの手からと遠慮していたというので、直ぐに開けても良いよと返すとKy君大喜びでした。しかしホテルにいると聞いてボクも行きたいと、暫くすねていたとのことです。
 合格お礼参りに枚岡神社

 昨夜のKy君の電話のせいでも無いが、翌日琵琶湖からの帰り枚岡神社に立ち寄りお礼参りです。合格祈願に訪れたのが一言主神社でお礼が枚岡神社とは?と感じる方が多いとおもいます。枚岡の地は「日下」とも云い、雄略天皇がワカクサカベに妻問いした場所。合格祈願の一言主神社はその雄略が神と「邂逅」の場所となった所です。何か縁が繋がっていると無理に解釈しての両社への願掛け、お礼参りとしたものです。この点は先に同じように合格しているNちゃんの例に倣ったものです。
 合格の 願がかなった 梅満開  <偐山頭火