大相撲は木で始まり木で進行し木で打ち出します。拍子木(ひょうしぎ)ですね。同様に歌舞伎も木と板(つけ板)で進行したり、演出にも使われます。紫檀、黒檀、花梨、樫など堅い木材を細長い四角の棒状に切り、2本1組にして使用されます。大勢の客を相手に、小さな棒切れが千両役者並みの活躍をしています。
木
西洋から入ってきたスポーツにおいて「木」に似た役割を担うのが、笛とかホイッスルでしょうか。バレーボール、サッカー、バスケットボールそしてハンドボール等で使用されています。これらのスポーツは自然の音や観客の大歓声、選手との距離に負けずしっかりした音を出すために審判は相応のホイッスルを使う必要があります。その音で試合をコントロールします。
板
同じく西洋由来のスポーツでも、野球ではホイッスルは使用しませんね。野球はオフェンスとディフェンスに明確に区分けされていて、ほぼ全員がボールの行方の審判の挙手やポーズに注目しているため必要が無いのでしょう。近年の乱闘シーンでは、笛があった方が良いような気もします。
ホイッスル
前置きが長くなりました、写真は本日通販で届いた笛です。このところ団体で輪行する機会が多く、殿(しんがり)を努めますと先頭への合図に必要となり求めました。来月に予定している輪行は、児童も含めた十人以上ですので特に携行していく必要があります。今夜から始まるというラグビーWCでも、主審がホイッスルで試合をコントロールするでしょう。
笛
口程に もの言う笛が 万国語 <偐山頭火>