これが、と云う温泉の一つだが決して悪い意味でのこれがと言云うわけでなく、純粋に驚きの表現だ。
私は二年ぶりだが、家人は初めて、やはり予想通りここが温泉と驚いていた。もっと驚くのは、「何回か来てはりましたら、分かっているはず、どうぞ勝手に入って」という台所奧からのおかみさんの声。
源泉が涌く岩石の周りを囲ってお風呂に、岩の隙間からは時折気泡が涌く、誠に神秘的な温泉だ。加えて、無味無臭無色、良い温泉の三大原則が揃っているのが嬉しい。
上がり場付近には、加温した浴槽も設けられているが、この温泉の特徴をよく知るものには不要だ。なぜならば、風呂上がり数時間にわたって、ほくほく感が身体を包むためだ。
路程:米子自動車道湯原IC(真庭市湯原町本庄712)
写真:入り口から見上げる、玄関(暖簾の○はスッポンの印)、浴槽
郷禄温泉にて
○うちの湯はぼっこう効くで
○後からよく効くほっけの湯だ