河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「加賀麩について」

イメージ 1

 前回の破竹の炊き込みご飯に添えたおすまし汁は、インスタントおすましでした。今回はこの加賀麩を利用したインスタント汁ものについて紹介しましょう。

 加賀前田家は百万石といわれるほどの、豊かな富を元に武家文化が大きく花開き、着物、工芸そして独自の食文化を発展させました。その一つが「すだれ麩」を代表とする保存食材であります。

 金沢尾張町に店を構える「不室屋」もその一軒で、創業は慶応元年という。すき焼きの車麩は。河内ではかしわを裁いてすき焼きで客をもてなすときには無くてならないもの。哀しいかな、河内では最近まではすき焼きは牛ではなくてかしわでした。

 不室屋の家族が海外に行くとき、家人が考案したという。ふやきという麩で出来たケースに、花麩、ネギ、ワカメを詰め込み、お湯をかけるだけで本格的なお吸い物ができあがるのが「宝の麩」であります。さらに詳しい内容等は、下記まで。

 写真:不室屋の箱を少々いたずらしました

不室屋アドレス
http://www.fumuroya.co.jp/fumuroya/index.html