松本清張が「Ｄの複合」のプランと執筆をしたという部屋も完全に保存されていますが、清張の各種作品を読みながら、お茶程度を楽しめる、清張の部屋もある。
清張の泊まった部屋を含め、ごんすけの湯、しずかの湯のステンドグラスが素晴らしい施設が入るのが「大正館」。我々はこの大正館の１２０号室、しらさぎの間を常部屋にしている。木質の質素な部屋だが、落ち着く。特に、貸し切りとなるごん助の湯等には近いので、好んで利用する。
訳ありプラン故、温泉旅行にしては質素だが、豊かな湯、親切なもてなしに満足する旅が出来た。馴染み旅館は我が儘がきく、ありがたいことだ。連れ合いは、夜の蛍狩りにも連れて行ってもらったようだ。昼間は、Ｄの複合の内容に沿ったハイキングも出来ると聞いた。もちろん無料だという。
写真：ごんすけの湯、大正館ロビー、部屋のキー
