この時期に庭の隅の空き地に大きな笹の葉っぱのような茎の根本から、にょきにょき芽を出すのが茗荷です。刻んで冷や奴の薬味にしたり、少し太めに切って芥子味噌で合えていただくと、しばし暑気払いが出来ます。
この茗荷が我が家に来たのは、十年ほど前です。奈良県大宇陀町の山野で穫れたものをいただきました。以来、毎年初夏と秋に実をならせますが、秋の方が収量が少ないですね。あえて、温泉に関連づけるなら「あきのの湯」という温泉が収穫された山の麓にある。
あきのの湯は、公設の温浴施設で一部に水着着用の混浴部分があって、ここではウオーキングも出来る。
今宵は、冷や奴に茗荷を添えて渋みを楽しみましょう、あきのの湯を思い出しつつ。落語「茗荷宿」にあるように、物忘れの妙薬と言うがどれほど忘れているか楽しみです。
路程:南阪奈道路葛城ICより大和高田バイパスを経由して約40分。
あきのの湯
http://www.akinonoyu.com/