河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

追慕「柳ジョージを悼む」

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 昨夜ネットのフロントラインを見たときは俄に信じられなかった訃報です。先ほど届いた日経の夕刊の訃報欄に彼の愛くるしい写真と功績が10行ほど掲載されていました。

 彼を知ったのは勿論レイニ-ウッド時代。雨に泣いている・・・、フェンスの向こうのアメリカ、眠りのない街、プリズナー等々エネルギー溢れていて感性をくすぐる詩は、こんな世界があるんだと思わされました。

 しかし、私にとって彼の最高傑作は「酔って候」。土佐最後の藩主「山内容堂侯」の姿を描いた小説の世界を豪快に歌っている。目の前の土佐湾の鯨の様に飲むぞ・・・と言う台詞は、ジョージにも当てはまります。彼も相当な酒好きだったようです。短編を題材にしたこの曲を作るにあたって原作者「司馬遼太郎」に許可を得に東大阪まで来たという記録が残っています、残念お会いできたかも知れません。

 さて、どうも私の好きになる人は「酒」がらみが多いようです。今頃は、容堂侯と山頭火に並んで、あの世の「土佐」で鯨相手に酒を酌み交わしていることでしょう。

 写真:アルバム「GOOD TAIMES」より