河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「斑鳩寺と海のシルクロードオアシス 室津の泊り」

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 播州路に太子町や斑鳩寺があるのが不思議に思っていました。今回地図を見ると近いのでこの探索をすることを、旅の添え物にしました。

 結論から申し上げますと、聖徳太子との関係は深く、ある時期までは広大な寺領もあったようです。詳しくは公式HPでご覧下さい。
 公式HP:http://www.town.taishi.hyogo.jp/dd.aspx?menuid=1758
 新西国札所として、多くの人々の信仰を集める天台宗のお寺です。姫路にあります書写山圓教寺も天台です。瀬戸内に信仰が広まっていた天台宗の、勢力図が見えてきますね。

 次に向かったのが、室津です。古くは遣唐使の時代から天然の良港として栄えた港は今も漁港として繁栄しています。いわば、海のシルクロードのオアシスだった。往事の帆船は大海を渡る時は一気に帆走しますが、内海をすすむ時は風待ちに適した良港を点々とすすみます。その一つが「室津の泊り」と呼ばれて言います。

 時代が下った江戸時代も蝦夷や東北との交易の中継地点として栄えていたようで、港には廻船問屋の建物が「海駅」として保存されています。港では上がったばかりのアサリをおばさんが売っていました。酒蒸しや炊き込みご飯にしましたが、本当にジューシーでクリーミーな味に驚きました。

 写真:斑鳩寺山門。三重の塔、縁起、泊の遠望半島の向こう側が良港です(半島が風よけですね)