先日の斑鳩小旅行の祭に、後輪から異音が発生していたトレンクル2号の修理にA自転車八尾店に。ここには腕利きの店長がおられて、丁寧に修理・分解そして組み立てをしてくださる。キャノンディールも彼の手に掛かって、新車に蘇りました。
原因は先日私の見立てた様に、後輪の組み立てが狂っていたようです。車輪を支えるスポークのテンションにムラがあり、加重によってきしみ音を発していました。ただ単に、張りがあるだけでは駄目でして、車輪を真っ直ぐな状態になる様に張らねばならないので、経験と多少の道具が必要です。加えて、タイヤも相当な加齢でしたので、チューブと共に交換して貰いました。更に全体の点検と整備、で、新車状態です。
ならば、試し運転にと出かけます。車ごと来ていますので、少し南下して道明寺天満宮でデポ。ここから東高野街道を誉田地区へ。来月三回忌に際して案内が来ている叔父への墓参です。年忌に際して墓石も新しく建立されています。大坂夏の陣で奮戦空しくこの地でなくなった「薄田隼人」のお墓も、少し先に見えますのでこちらも墓参です。街道に架かるお墓を示す看板が新しくなっています。これも大坂の陣四百年効果でしょうか。
高野街道(新)沿いのコンビニでコロッケパンで昼食。椅子席が設けられていて、外を眺めながら食べていると、懐かしい車が入ってきました。自動車史で云うと「牛車」の様な我が家にもあったスバル360でした。食後、道を越えて東高野街道へ、少し南下すると馴染みの誉田八幡宮です。前回も探した八平方程残る「古い字地」を探しましたが今回も見つからず。また、事前に準備をして来ましょう。
ここから、車を置いた道明寺さんを目指します。誉田の旧村は舗装もレトロ風に、各所にもモニュメントが置かれています。新道を横切り道明寺の旧集落に入ります。道明寺と天満宮の間に高野街道が通ることがよく分かります。右に折れて天満宮へ。天満宮の正面にある手水鉢は「四代目市川團十郎」(江戸木場 成田屋)の寄進です。十八番の上演に際して寄進した様ですね。歌舞伎ファンにとっては「国宝」クラスでしょうが、案内はありません。境内では年末年始の参詣者を迎える準備でしょう、石段が整備されていました。
梅のシーズンには観梅詣での雑踏ですが、この日はほぼ私一人。ならばと、梅園にも進入して花のない「梅園」を楽しんできました。花が咲くと、花びらの広がりで非常に大きく見える園ですが、思った程ではないと思いつつ、こんな神社を日本中に作らせた道真公は偉いとも。