河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

有馬温泉「上大坊」

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

 関西の奥座敷有馬温泉」は有名なだけに、大規模化しており湯量に適した規模を超えているように思います。

 そんな近代的な旅館群の中にあって、源泉にこだわり規模を求めず、身の丈にあった経営をされているのが「上大坊」。旧温泉街の「湯元坂」の中程、「天神泉源」に一番近い。 いわゆる「金泉」を遙かに超えた、粘りがあるという金泉はかけ流し。表記では入湯時間は制限はあるが、嗜みを守れば自由に入湯できた。

 有馬にもこんな所があるのか・・・と同行者に言わしめた。

 有馬温泉には30あまりの源泉があります。なかでも天満宮の境内のお釜から98度の湯煙を立ち上げるのが「天神源泉」。 この源泉は温泉成分の総量が62100Mgとずば抜けている。ちなみに、白浜温泉でさえ18026Mgというから、温泉の濃さが理解できよう。 普段あまり、成分分析には無頓着ですが、この天神源泉では、一言添えたい。その源泉に地番近いのが「上大坊」といえば、そのパワーが理解できよう。

 有馬の公衆浴場「金泉」は最近建て替えられた。 従前も趣があったが、新しい館も公道からセットバックされて、街の眺めに上手く調和している。 その全面に以前からあった、飲泉場がリニューアルされて「間欠泉」になっているが、その辺の事情は知る所ではない。 確かに、数分ごとに瓢箪から湯がでる。太閤秀吉も間欠泉にされた訳が知りたがろう。

 路程:神鉄有馬駅10分、中国道西宮北IC6キロ
 写真:上大坊、天神源泉、公衆浴場金泉の飲泉瓢箪

 有馬温泉にて
 ○太閤の天下取りも 有馬が勝ち