お盆休み後も通院やその他で、気ままな風来坊をしていません。で、本日橿原市の本薬師寺跡周辺の布袋葵を見物に・・・とお天気図を眺めていましたが、どうやら雨模様です。雨の花も見ようでは綺麗ですが、自分の足元のことを考えると少し引けます。(昨年の本薬師寺布袋葵)
靴が汚れ、着衣が汚れそして車内が汚れ(これ以上汚れないという意見も届きますが)て清掃と考えると億劫に、ここは少し休みなさいという指図かもしれません。朝寝をしてゆっくり過ごすと腹も減りません、そこで本日の昼食に到来物の「五島手延べうどん」、デザートにはこれも到来物の伊勢せきや冷やしぜんざいです。
五島うどんは遣唐船が大陸と我が国間を往き来するルート上に五島列島があり、彼らによって伝えられたといいます。このルートが北回りのルートなので、南回りの坊津から出立するルート上にうどん文化が無いのはおかしい等と四角四面なことは言わないで。どうしてもと言う向きには曲解して、鹿児島発祥と言える「流し素麺」にそのルーツがあると云えば良いでしょう。
五島うどんも、形態は素麺に近い乾麺です。雲仙地方で沢山作られる素麺や、小豆島・播州そして奈良三輪に伝わる素麺もルーツは同じと言われています。五島うどんの製法では、椿油が特徴とされています。これは、乾麺どうしが纏わり付くのを防ぐ目的で表面処理に利用されます。三輪素麺などでは綿実油を使いますので、素麺には油分が無いと勘違いさています。
本日は、おまけに付いていた麺を「地獄だき」というおっかない食べ方で頂きました。要は釜揚げです。素麺よりやや太い「半田そうめん」に近く、腰があるのですが讃岐うどんと比したら細いので食しやすい。アゴで取った出汁で頂くと進みますね。食後に頂いたデザートは、伊勢せきやのぜんざい。これも、味の濃い豆をあっさりと煮てあり冷製で頂きました。外は雨ですので行かざるで正解です、後はゆっくりお昼寝タイムですね。
御食国
都へも 伊勢国へも 集めらる <夫婦間冷善哉>