多くの人が動く連休の前に、と本日はトレンクルを車に積んで表題のれんげそうの咲く道を走ってきました。気が付くと、橿原市域内のみの走行でありましたが、色々な顔を持つ町であると認識を改めました。では、よろしければ暫しお付き合い下さい。
車を置かさせていただいたのは藤原宮大極殿跡の駐車場です。前には醍醐池があってお馴染みの場所です。遺跡はれんげそうの花が一面に咲いております。今回は醍醐池をスルーして北側の環濠集落から(おふさ)観音寺まで直行です。同寺には半世紀くらい前に親父に連れられて来た記憶があります。当時は鄙びた境内でしたが、最近は季節の鉢花を並べて信者へのサービス精神も旺盛です。
門前で「橿原市観光マップ」を戴いて、次に目指す本薬師寺跡を確認します。本薬師寺は布袋葵群生が大変綺麗な場所です。この時期はれんげそうが一面に咲いておりました。先のリンクにも布袋葵の写真がありますが、橿原市のサイトをご紹介しておきます。本薬師寺の脇にある大伴旅人の歌「忘れ草 我が紐に付く・・・」。れんげそうの道でしゃがみ込んで写真を撮っていると、我が靴にも草が付いており暫し偐旅人気分に。
本薬師寺を後に、れんげそう等見られない今井町集落へ向かいます。奈良の七割の冨が集まったと云われる程の町並みが見事ですが、住まいされている方もいるわけで保存・観光との共存が大変でしょう。大八車のすれ違いがやっと、と云う街路をとっても町並み保存の苦労がわかります。今井町の西端の今西家住宅付近で今回のトレンクル行の折り返しといたします。
車に自転車を積んでの銀輪行は、この様に必ず何処かで折り返さねばならりません。生駒山を自転車で越える体力と気力があれば別ですが、私には少々無理で藤原宮大極殿まで復路を走りましょう。もっとも、風景が重ならないようにルートに関しては、多少の工夫はいたしております。