河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

姉の墓参に

 大和郡山市内の金魚池で浮かんでいるような小高い墓所です。真横に古墳の後円部のようなものがあるので、墓所は前方部もしくは陪塚だと勝手に思っています。若くしてお亡くなりになった姉(私からは義姉)は、非常に身も心もお美しい方でした。いわゆる「美人薄命」と言われても、ご本人は長生きしたかったと仰るでしょう。
 金魚畑の中

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 雨のため私は駐車場で待機とします。以前狭い墓所内でお墓の位置が分からんと迷い子になられた愚妻も最近は、素早くお参りが出来る様になりました。でも少々お時間が、と思っていると墓石の周りの雑草をひいていたという。
 ここから斑鳩までは数キロです。Nちゃんの入学祝いをいただいた愚僧の知人宛に、苺をお返しにと予約に安村農園へ。いつも通り古都華を4箱、来月初めの佳き日に届くようにお願いしました。数箱を土曜日に来るというKy君達にも土産、我々は最低ランクを一箱。安村さんに近況を聞くとK百貨店が同農園の特大の古都華を一粒千円で売っていたと、評価が嬉しい反面ぼやきとも嘆きとも聞こえます。
 古都華一粒が千円とは(写真は普通サイズ)

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 ここまでは小雨が降っています。いつもの単独行なら芋かおにぎりで昼食ですが、お彼岸のお参り帰りには少し華が欠けます。そこで、香芝の「卯の庵」で食することに。何故こんな場所に斯様な料理屋がと思うほど良い料理を出します。(私見
 卯の庵

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 本日は愚僧は「ひつまむし」、愚妻は「籠盛」というアラカルトでしょうか。高齢者講習を受ける身になってもひつまむしは初見でした。関西から東を見下しているわけではありませんが、名古屋料理?ということで看過してきました。
 ひつまむし

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 最初は鰻重、半分くらいから茶碗に盛って出汁で食するお茶漬け風の味。山椒や山葵がきいていわゆる「おいしい」分類に入ります。個室故お互いに、取り合って食べても世間体は気にせず済みます。
 三月中はお雛様

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 大凡一時間程、美味しい料理といただきながら姉のことを思い出し談笑。ネガな思い出には触れず、あそこの「肉料理」こっちの「温泉」と楽しかったあれこれを語り尽くし帰路に。玄関では大狸が正座もせず横着なかっこうでお見送りしてくれました。

 見送りの狸が横着ですな

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 彼岸過ぎ 金魚畑で 姉の影 <偐山頭火