河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お墓参りにかこつけて 天理淡水の鰻重も

 義姉の墓参りに大和郡山へ。愚妻の一番近い、親しい付き合いのあった姉でしたが、一番早くあの世へ召されてしまいました。お墓は大和郡山城の南外れ「新木山古墳」という参考陵の脇にあります。今は一面の金魚畑、かつては田圃に囲まれた前記古墳の陪塚を周辺の人々の墓地にしていたように見られます。
 新木山古墳(通称丸山古墳)標識

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 金魚畑

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 郡山へ来た序でと云うと義姉に叱られますが、久しぶりに鰻でもと誘い天理へ向かいます。馴染みの「淡水」ではコロナの影響でしょうか、相席をさせません。待機も一組までは店内に、残りは車中でというシステムになっていました。ここまで・・・とも思いますが、何せ一番でスムースに座れたので「異議無し」です。
 淡水

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 鰻は「美味い」の一言につきます。ただし、伊勢の名物店よりはやや値が張ります。それでも、長蛇かどうかは分かりませんが駐車場の車内にはお待ちの客がおられます。我が持論は「並んで食う食べ物なんてあり得ない」という愚僧ですので、電話で予約しておいて良かったと思いました。
 鰻重です

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 朝早く家を出たので、このまま帰っても少々中途半端な時間です。愚妻の未だ行ったことが無いと思われるリストから、沿線沿いで「廣瀬大社」をチョイスします。高速利用までも無く15分程度で到着でした。
 廣瀬大社鳥居と拝殿(普段ならこの場所まで車で進入できます)

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 正月に行われる「砂かけ祭」が有名な神社です。神社自体も輪中の様な堤に囲まれていて、大和川の水と水運利用という益と荒れる川の不利益の接点にある神社。同様な神社として風神・龍田大社と一対の神として崇められています。
 不釣り合いな大砲と弾

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 戦前の国威発揚の小道具として、多くの神社に設置されている大砲です。ここでは、なぜか砲身と砲弾のサイズが合わないのは、先の戦争に負けた洒落としましょうか。一週間後だと満開が見られそうな拝殿に覆い被さる桜を惜しみつつ諸事祈願して帰路としました。

  鰻重と 砲筒構え コロナ戦  <偐将軍>