河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

頂き物ついでに

 今春の頂き物最終でしょうか、清美オレンジが到来です。送り主は40年来の知人で元喫茶店のママ。浮き草のような暮らしは辞めたと繁盛店を閉めて保険の外交員に、今はそれもリタイアして故郷の和歌山でのんびり暮らしている。その故郷特産でも一番だという「清美オレンジ」がその頂き物です。
 びっしり詰まっています

 彼女はわが愚女のピアノコンサート(小さな発表会)の観客第一号です。椅子に座るのにも脇で大人が抱き上げなくてはならないほど小さく、弾くと足がぶらつくような小さな娘の大(?)コンサートに来てくれ、何かご褒美をくれました。窓から見える御堂筋の銀杏並木が黄金色に見える季節でした。以来結婚するまでこのピアノを弾き続け、結婚後は小さな住まいでしたので電子ピアノで練習は続けていたようです。
 銀杏とオレンジの差は なぜか全てヘタが下向きに

 その頃弾いていたピアノは最近リニューアルして勢州の新居へ送り出したのは、先日のことでした。愚女にしても思いで深いピアノだったんでしょう。今は親子で弾いているそうですが、感情が入るといけないと息子は先生につかせているそうです。
 愚女にしても縁のある清美オレンジ、少しおすそ分けしました。隙間には女房が何か詰めていました、幾つになっても親子ですね。愚僧は東花園の絹屋の干菓子を入れました。明日がひな祭りですので。

 

 ピアノとて 勢州へ行くとは 運命か  <偐ベートーベン