河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

甘い物でも勝負だ

 先のギター倶楽部演奏会は一年に一回しかお会いしないブロ友との出会いの場でもあります。お久しぶりー-と同時に気持ちを込めたプレゼントの交換会にもなります。天王寺からは茜丸のどら焼き。泉州堺からは飴。河内からは大福餅が参戦しました。どれも甘口なのは愚僧が年老いて御酒をいただけなくなったせいでは無く、昼間からお酒の交換会では洒落にならないと見えるし、その場でいただくと諸問題が生じるためでもあります。 

 戦場(いくさば)にどら焼きです

 茜丸のどら焼きは心斎橋で同社の社長さんがピアノを弾いているテレビCMでお馴染みです。551の蓬莱と同じで大阪らしいと云えばそうなんですが、これが大阪・・・と云われるとこればかりでは無いと云いたくもなるCMです。タレントのキャラクターが吉本過ぎるのが良いと云えば良いが、難点でもあります。
 五色どらやき

 四天王寺南門を少し東へ行くと、ド派手な看板の茜丸本舗が見えてきます。元々は製餡業だったが平成10年に自社の餡技術を元に更なる味を求めて製菓業へ進出したとあります。金時豆、虎豆、うぐいす豆、白小豆そして小豆豆で五色となるそうです。いただいたのはリンゴ、大栗、ゆず蜂蜜と丹波黒豆のセットです。創業も昭和で饅頭に手を出したのが平成と云いますから、意外と新しい会社なんですね。なんといっても社長がテレビに出るキャラがインパクトがありました。愚僧の学校の先輩もこの近くで釣鐘の形をした饅頭を作っていますが、彼もテレビに出ていたこともあり場所柄なのでしょうか。
 包装紙は摂河泉を俯瞰しています クリックしていただくと同社CM

 さて、hiromiさん差し入れの茜丸に手間取りました。次が泉州堺の堺あるへい堂の飴です。テレビの取材が入って以来入手困難な幻の飴となっているようで、ギター片手の渡り鳥もりたさん差し入れです。歌に仕事にお忙しい中ご購入いただきました。まだまだテレビの影響力ってあるんだと感心しました。ほうじ茶味をいただきましたが、瞬く間に完食(?)目下生姜味を平らげようとしています。
 ぶどうあめと生姜あめ

 製造工程を主さん一人で行っているため注文に応じられないというコメントがHPに寄せられています。ならばと応援に駆けつけたいところですが多分に応援にはならないでしょう。堺は古い町で高野街道沿いにいわゆる老舗がならんでいますが、堺あるへい堂は三国ヶ丘あたり、瀟洒なお屋敷街が出来るまでは古い高校が出来た場所だけにそう賑やかな場所では無かったはず、斯様な所から新しい名品が生まれるのでしょう。
 コーヒー味とか お店からしっけいしました

 最後は年の瀬らしく大福餅です。愚僧がよく買い求める関西本線志紀駅近くの丸芝饅頭堂さんの大福餅は味もさることながらお値段勝負でも横綱級。つい最近までは50円で頑張ってこられましたが、時の波に抗しきれず多少値上がっていますが大きさとかを比較すれば断然お安い。愚僧は同店でお正月の餅を注文していますが、愚女・愚息や孫たちにも大変好評です。特に猫餅が人気です。
 いい人が良い餅を作る

  その良い大福餅

 さて、刃を飴・饅頭に代えての河内クリスマスの陣いかがでしか。場所が文化創造館でしたので、河内ならではの文化的な菓子も展示販売していたら良いのに・・・と思ったのは愚僧だけではないでしょう。花園ラグビーにちなんだ花ラグ饅頭は既に全国区、大和川付け替えの恩人に因んだ河内甚平饅頭や河内扇等などを作る松一さんも展示販売すると刺激となり新しい食文化が創造されるかもしれませんね。

 饅頭と 飴との勝負 けりつかず   <偐山頭火