河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

六ヶ月待ち

  懲役六ヶ月ではありません、今頃自動車を購入しようとしたら納車までの期間が六ヶ月と云うことらしい。巷間、電子部品が不足とか云うのが主な理由と思っていました。それも、一段落してきて納車が早くなってきたと経済面は伝えますが、今回私に関してはそれ以外の理由もあったらしい。
 次の車はライズ アルトSから少し背伸びしました

  ダイハツ自動車の車で親会社トヨタへのOEM供給車、ダイハツではロッキーという名で販売しています。トヨタ車で価格で171万から233万まで結構な差があるというのは電気仕掛けが多い現代車的でしょう。私はエンジン派です、吐息をはくように足のつま先で出力を絞り出し。それを適度なギアで限界点どうしを繋いでいき、快適に走る。(最もマニュアルでないと出来かねますが、そのMTが選択肢にありません。ATでも真似ごとは出来ます)で、今回注文したのはガソリンで走る車です。しかし、ダイハツ自動車の手抜き検査で出荷停止。手抜きはハイブリッド車のみと云う伝聞ですが、販売店によると、ガソリン車にまで影響が出ているとのことです。(昨日段階で9月納期が11月に)
 スズキセル 小さいながらもスポーツカーでした

 大学の後輩Y君がM新聞に入り岡山勤務で射止めた公開(警察の受付)に座っていた元婦人警官が、夫の大阪勤務で持ってきた車です。子どもが生まれて乗り用がなくなり私が引き取った車でしたもの。ルイジアローデザインのミニスカートを下から覗け盗撮に敵した車でしたが、何といってもスポーツカーでした。
 トヨタコロナ 借り物写真

 サラリーマンになって最初に買った車はコロナでしたが、写真が見当たりませんので借り物掲載です。ゴツゴツとした車で、この当時既にマークⅡとの比較対象販売で一段下に位置づけされていました。トヨタではいつかはクラウンに・・・思考になっていたのでしょう。自身もあまり印象や記憶に残っていません。

  ブルバード510

 510からは残念ながらATでしたが、よく走りました。石原裕次郎サファリラリー映画にのって買ったわけではありませんが、よく使いました。主に家族旅行でしたが、高野山・白浜。職場旅行では年末の蟹食い旅行、若草読書会初めての岡山県吉備津彦(媛)神社や風土記の丘や余呉湖等へ故智麻呂さんのアッシーとしてよく行きました。前進3速ながら思い通りエンジンが先まで伸びる良い車だったと記憶しています。この頃セルボも持っていましたのでスポーツカー2台持ち(?)でした。
 BMW318 借り物写真

 その後BMW3シリーズに乗りました。良く出来た車でしたが故障と潰れの宝庫でした。あまりの故障等に販売店に行くと修理のオジさんは「これがBMWです。リリースして故障が出たら直すという方法で、お客さんは実験台ですな」とおっしゃれました。近年息子がBMWSUVを買いましたが同じような悩みに抱えていました。この車での旅行は特に記憶は無いですが、後のバイク敵のM君やY社の記者達とゴルフに精を出していた頃でしょうか。BMWのF1用に開発されたエンジンは良く回り、私が足に故障を抱えるまでゴルフ場通いの良い同伴車でした。勿論読書会旅行では智麻呂さんのアッシー君でしたが。というのも、読書会では私の車しか無く、足が不自由な智麻呂さんとの道行きには車が必要でしたので、当時この旅の催行上限は5人と云うことになっていたようです。
 ベンツC220

 私の足に故障を抱えて購入したのがC220というベンツ。内装のサクラは桜材にアルミで裏打ちしてあり17年乗っても反りはなし。エンジン他の故障はなし、ボディのきしみや異音もなし、全く申し分ありません。家族旅行や読書会旅行でも智麻呂さん夫婦(この頃から女性が加わり出しますので参加車も増えた)を乗せて方々へ旅しました。でも、最後にV6エンジンに載りたかった(L型は安全面で無くなっていました)私は59歳でE300ステーションワゴンを発注しました。C22は職場の後輩にあげましたが今も綺麗に調子よく乗っているそうです。今思うと、人生で最高のできの良い自動車でした。感覚的でも一番高かったような気がします。17年間乗っていましたから、実際の値段はE300では倍以上しましたが。
 E300ステーションワゴン

 Eクラスはこれで最後だと思い色々オプションも付けたのですが、最大の失敗というかミスは特色です。後で聞いたのですが、私で日本で二台目、最終で日本で3台のこの色が走っている希少色。ベンツでは世界中のオーダーをまとめてそれなりの量が集まって塗料を作るのだそうで、結局六ヶ月待ちとなりました、退職という自由と好きな車が手に入ったおかげで、北は新潟・蔵王会津。南は九州坊津・天草五橋・島原から出島まで自由な一人旅をすることが出来ました。勿論読書会の旅行でも、何度も智麻呂さんを同伴した思い出があります。今では譲り受けた息子が月に1・2度の帰宅時に乗って帰って来ますが、このデカいのはもうこりごりと思います。しかし、コメントを追加すると当時の経営者が日本車に学んだ、というEの車作りは豪華だが質感が低いような気がします。レクサスやクラウンに似たりですね。
 セカンドカー編 デミオ 神奈川県厚木にて

 自身の足が悪くなって以降、リハビリと小旅行又は大旅行の共にMTB (トレンクルかキャノディール)を後部車体に積んでいく機会が多くなりました。それ用に最初に求めたのがデミオですが、これは大失敗でした。後席シートを畳むことが出来るのですが、一部は積み上がったままで残りはどこかへ移動させる用があり不便です。結局トレンクル程度しか積むことが出来ずに数年で手放しました。(就職した息子が神奈川県の現場勤務の時に社宅へ持って行きました)

 ファンカーゴ

 次に求めたのがファンカーゴ。これは後部席を全て前部席の下に潜り込ませて、後部が荷室として全て使えて、必要な時には引き出せば元の乗員席にもなるという優れものです。偐家持氏のMTBパナソニック製オールチタンの超高価バイク)とキャノンディールの二台を積んで遠距離ツーリングにも出かけたりしました。勿論読書会旅行でも車椅子になった智麻呂氏にはもってこいの車で、神戸しあわせの村など何度通ったか忘れるほどです。便利な車でしたが、今の後継車には後部全席仕舞い込む機能は残されていません。多分高価な仕掛けの割に売れないのだと思います。20年近く乗ったファンカーゴは見るも悲惨、加えて13年以上が増税となりますので数年前に購入したのがアルトSクラス。
  アルトSクラス Sは見栄です

 これは、燃費命という車でいつ燃料を入れたか忘れるほどですが、なにせ乗り心地が最高に良い?!安全装置の自動ブレーキ類も一応揃っていますが。最大の難点がキャノンディールが積めないことです。バイクの車輪を外せば良いのですが、そんなこといちいちする気が無いので、今回のトヨタライズの登場となりました。
 キャノンディール1号

 以上が我が自動車との闘争・・・履歴です。次にバイクに関して少し記しておきます。
 バイク行が始まったのは私が股関節に病を持ってから、医者にリハと機能維持のため水泳とバイクを勧められました。両方しましたが残ったのがバイク。なんたって、自然の中を快走できるのですからこんな爽快なことはありません。これも敵があって楽しいもの。当初は同僚のM君が敵になってくれて、河内大和を駆けずり回りました。

 キャノディール2号

 キャノンディール1号が高速用なら、少々太くてブロックのおおきなタイヤをはかせたのが2号です。これは20万少々と少し安かったせいで、駆体が重く障害者にしては無理がありました。退職時に敵役として良く付き合ってくれた後輩に餞別としてプレゼントしましたら大変喜んでくれて、今でも走りに付き合いますと云ってラインをくれています。

 トレンクル

 これは小径のMTBパナソニックの傑作でしょう。三段に折れて駅のコインロッカーにもしまえるというコンセプトですが、その機能は生かしたことはありません。しかし、アルトSクラスでもそのままで二台積むことが出来る大きさはすばらしいです。我が家には妻用と二台ありますが妻はあまり使いたがりません。前後が短いので、後ろに転けそうになると云います。私のトレンクルが7.5と云って重量を表しています、偐家持氏は6.5と云う1キロ軽いだけで10万円程高いバイクを、奥様にもと二台持っておられます。

 納入待ち遠しいライズ

 ライズが納車されたら、MTBバイクとトレンクルの積み込みとなるケースが多くなりますが、体の調子に合わせてバイク敵の偐家持氏をお誘いして輪行を楽しみたいと思います。そう、その前にリハビリ。孫曰く二階の「道場」で一汗かいてきます。

 自動車の ために稼いだ ようなもの  <火車山頭火
 自転車も 病のために 走ったもの   <病山頭火

 

 自動車購入で、思いついたことを書き並べているうちに家族旅行や読書会旅行にもツイ筆が伸びました。長文お付き合いくださり感謝いたします。