河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

月初の墓参り

 今月に入って朝から快晴は初めてであったか、と思うくらいの晴天です。MTBで小阪まで槙を求めて走ると少し汗ばむ。しかし、遅れていた薫風が爽やかに乾かしてくれるそんな6月に入っての週末です。槙を供えて祈る、ナムアミダブツです。
 少し離れたZ君家のお墓も清掃してお参りする。4月に亡くなりバタバタとお葬式、今後の事をお聞きしても奥様はまだ決めかねている様子、そう装っているのかもしれません。友人知人親戚では、墓を持たないという家も増えているそうだ。
 処分する墓石を砕いてばらまいたか

 墓園の通路のあちこちにこのような不自然な人道上の撒き石が見えます。今まで無かったことですが、想像するに墓を利用しなくなった方の墓石処理を依頼された業者が、廃棄物として処分するより安く付くと歩道上に撒いたものだろう。我が墓もいずれ砕石にされるくらいなら、自らこうした方が良いのかなとも思います。形あるものはいずれ壊れるですか。
 お寺の掲示

 いつもはお説教・・・と云う文字が並ぶが今回は横文字です。副住職はラグビー好きなのでしょうか。90歳を越えるご住職もピアノをそこそこ楽しまれる様で、モダンなご一家だろうと思います。しゃれで「アーメン」と呟いてもしかめっ面などなさらないだろう。

 本日は アーメンで立ち去る 里の寺  <偐山頭火

 

  墓の砂利石について(取材)

 取材という大げさなモノでは無く、4月に亡くなった友人Z君のご婦人とお話ししていて、愚僧と同じ墓所にある墓の最終処分についての話に。巷で云う嫌な言葉「墓じまい」(同類に終活等**しまいもあります)について、悩んで折られた。それなら役所に聞いてあげようと河内温泉大学所管の役場に聞く。前もって墓地に関する条例も読む、難しい条項が並んでいたら高級役人とでも云える偐家持氏に振ろうとしたが、条例本体と規則のみで愚僧にも何とかなりそう。墓地条例11条に(墓地の返還)が記され、Z君の場合は本人が亡くなっているので、相続人(奥さん)から市への願いで市に返還することが出来る。

 返還に際しては「墓石等」は願出人が処理することとなっている。この処理が業者に依頼するしか無いが、魂を抜け他に色々ややこしく云うのは愚僧が墓石をいじったことでもいやになったほど金がかかった。

 放置すると無縁墓地として処分されるが、10年や20年というスパンでは無く、相当期間を置くのは当然だと思う。

 後はZ一家が相談されることになると思います。この時ついでに聞いたのが通路の小石、担当者は見本を見て「小石」を播いたと云うがそうだとすると「景観」的に見るとそぐわないと意見する。出来たら現場を見ることを勧めた。あまりにも鋭い角の小石は相応しくないと意見しました。私は墓石クズを連想したとも付け加えました。