河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

不自由な身 左手一つで描き続けて二千有余点

 愚僧が参加している若草読書会の主宰者とも言える智麻呂氏絵画の作品番号が2000番を超え、区切りの作品展がブログで開催されています。知人のけん家持氏の「偐万葉田舎家持歌集」がブログタイトル。自称偐家持を名乗る同氏のブログは万葉集の世界だが、智麻呂氏のネット美術館の役割も担っている。
 画作1号はリハビリで入院 近くの公園で見上げる「天空の桜」(2000年)

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 2008年7月に第1回が始まりこれ以来作品番号を振っていて、今回第217回をもって作品番号2000番目が展示・公開されました。この間、作品が10点程度集まるごとに写真に納めると共に智麻呂氏(以下画伯と呼ぶ)の近況や作品に対するコメント、和歌を添えられています。描く方も大変ですが、整理して掲載・展示するのも一仕事です。
 おとぎり草(2008年)

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 画伯の画材は野に咲く花が主ですが、時に若草同人が持ち寄った旅の土産、折々の果物や野菜等静物が多い。画伯の人柄か、ご近所の子ども達にも人気があり差し入れ(?)のお八つも画材になる事があります。結果として子どものお八つを巻き上げているのですが、この場合子どもの善意が出発ですので虐待とは呼ばないとか。
 けん家持氏と愚僧(モデルが気に召さないのか未完成)

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 2000番目の作品が掲載された第217回は、同人達が持ち寄った季節の花が主で、ご近所のお友達からのバレンタインプレゼントと思われるチョコや果物が並んでいます。因みに2000番目は愚僧がお持ちした「御所市の梅」であります。これは、画伯の奥様が御所出身と言うところから画伯や選者であるけん家持氏の「忖度」狙いでありました。で、忖度の御礼に本日画伯宅を訪れて、饅頭と苺でささやかなパーティを催してきました。また、選者のけん家持氏からはどこかの総理大臣では無い、元々忖度に礼は不要だが意があるなら珈琲を奢れと言われています。いずれ彼ご贔屓の喫茶店で持てなすこととしましょう。
 2000番前後の百合、ネコヤナギ、梅等が若草ホールで勢揃い

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 不自由さえ 絵筆で撫でて いとやさし <偐山頭火

  画伯と若草読書会についてはこちらを参照してください