河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

夏におさらば秋茗荷

 観測史上・・・と云う記録を数々残した2023年の夏が過ぎ去ったようです。確かに暑いと感じたのはエアコンと冷蔵庫の異常が起きたこと、このようなことは経年劣化では数度体験がありますが次々と重なってきたのは初めてです。通常分の経年劣化が重なってきたのでしょう。どれも、大事に至らず収まったのは懐にも良かったです。
 秋茗荷の収穫

 秋に収穫できる茗荷です、昨日「桂枝雀落語大全」を鑑賞していましたら「八五郎坊主」という外題で俄坊主に志願した八五郎が与えられた法春と云う出家名がなかなか覚えられないそこで住持が釈尊の弟子周利槃特は名を忘れよったが、かえって悟りを開き高僧となられたでな。同僧の死後彼の墓から見慣れない草が生えており、それが「みょうが」だった。お前さんもそうなるやもしれんで・・・と慰める下りがありました。 

 

 枝雀落語大全より DVD左です

 最近物忘れが素晴らしいと思う我が家でも、この故事にあやかろうと茗荷をちらした「ちらし寿司」を昨日作ってくれました。久しぶりの愚妻の寿司は美味しかったですが、何か入れ忘れた・・・と食卓の向かいで嘆いていました。本人が思いだし「さしす」の塩を入れ忘れたようですが、老齢の身には返って不要なる味覚故それでいいのでは、と良い「下げ」となりました。

 さしすせそ 塩を忘れた 茗荷寿司  <偐山頭火