河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

意外な共通項が

 友人であり師とも云える偐家持のブログ「偐万葉田舎家持歌集」(23.11.12編)只見線・小出から会津若松へ を拝見していると愚僧と同じ番組を視ておられた所が「意外な共通項」と思えた故の一文です。
 飲み鉄の極意

 元々テレビ番組は今では「笑点」(やや離れかかってきている)とNHKニュースと相撲程度しか視ていない。笑点も礼儀作法という程のものでは無いが「礼に始まり礼で終わる」と云う点では地に落ちてきている。先々代の圓楽の頃が懐かしい。
 さて、偐家持氏との共通項というテレビ番組は、乗り鉄,撮り鉄,いろいろあれど、我が鉄道の旅は「呑み鉄」なり…「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」で、乗れば乾杯(たいがいはビール)、途中下車しては試飲(地酒が多い)そして夜は飲み屋で乾杯、終点でも乾杯(ワンカップ酒が多い)と8年間乗っては飲みを繰り広げている番組です。
 只見線

 その番組放送は2023年7月29日でキャッチコピー曰く”11年ぶりに全線で運転再開した、六角精児が愛する只見線を3日間で乗りつくす89分スペシシャル”。会津若松から只見駅を通過して終着越後の小出駅までの、同番組としては珍しく二泊三日の旅。偐家持氏は番組とは逆に越後から会津若松へ直行便で旅されている。旅の何時もの友トレンクルは、初回の記述ではまだ登場していません。僅か二枚の著作権侵害の絵では話が続かないので、ここ最近の我がクラインガルテン只見線沿線の田園風景としてお楽しみください。(かなり無理があります)
 昨日定植のタマネギ

 番組は地酒が必ず付いています。でなければ成立しないのが同番組です。ここで、NHK他の同種の番組と比べて愚僧が惹かれるところを多少述べたいと思います。
 狂言回しが地味なこと。人に言わせれば有名な役者かも知りませんが、この役者とは初めての出会いでした。「超高速参勤交代」に出ていると聞いてその作品が再放送された時に視ましたが、地味な役者でした。もう一つはスタッフが少ないこと。同局の「ブラタモリ」をたまに視ますが。あれは金とスタッフが相当入り用と思われます。
 レタス

 同局は労働組合が強かった時代、運転手を自動車さんと云って車ごとに運転手さんがついて回っていました。その名残か良い番組作りの為か、タモリの場合は音声さんレフさん(光担当)、交通整理さんにアナウンサーさんまで大名行列しています。狂言回しが大物故にそうなるのだと思います。その点飲み鉄は先撮班はおられる様ですが、撮影時のスタッフはしれているようです。
 サラダ水菜

 我が菜園に劣らず少ないスタッフで番組作りを楽しんでいるようでもあります。「72時間」と云うドキュメントも素で野暮な番組ですが、長寿番組に成長していますから作り手の努力が実ることもあるという良い事例の一つかも知れません。
 さて、偐家持氏も六角精児と似て只見線までの浦佐駅コンビニで弁当を、同じくコーヒーを求めて昼食とされている。食堂があれば開いているという都会人の幻想が打ち砕かれる。六角精児は時に夜の河原でコンビニ弁当を美味しそうに食っている、必ず酒は脇にあるようだ。偐家持と愚僧との旅も此に似たシーンが多い、食堂は愚僧は氏の奢りに頼るところが多いのでとやかく言うことは無いが、社寺仏閣では正面と思って入る門が裏門だったり横口であったりすることが多い。人生意図せんことが多いと云うことでしょう。
 育てそら豆

 ここまで、本日朝(11月14日)現在で綴っています。六角精児はその後信楽高原鉄道などを旅しているが偐家持氏は只見線の続きがあるやに書かれています。多分氏のことですからトレンクルが登場して輪行をなされるのかと思われます。ひょっとして途中廃駅となった田子倉駅に行かれたのかも知れません。この駅は夏の登山客用の駅であったが現在は廃駅となっていて真横を国道252号が通っています。この国道が冬期間閉鎖されるため、只見線は豪雨で大きな被害を受けたにも廃線の危機を乗り越え、この放送となったとのことです。
 我がクラインガルテン全景

 手前からニンニク、スナップエンドウ、久留米エンドウ、そら豆そしてレタスなど少しの葉野菜とパンジーと茗荷です。パンジーは愛するNちゃん(孫)のご要望に従って場違いですが植えています。早く大きく育て・・・と願っています。

 来年早々に読書会も再開されますので、家持氏との再会となります。只見線の旅の様子をうかがうと共に、どこか裏口からの見物輪行の旅を再開できたらと思います。

 

 旅行けば 神社仏閣 裏口横口  <偐山頭火