河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

彼岸花

 友人の偐家持氏に天理方面の彼岸花の良い景色・・・という新聞記事を送りお誘いしたふりをしていたのですが、本日ある用事で奈良市へ向かったついでに山麓バイパスを走ったところ既に彼岸花の盛りが過ぎていることに気付きました。鰻を食いたくなると金主の偐家持氏をお誘いして、ありつくという賤しい習性が身についた愚僧。今回もそのつもりでしたが諸事情で中々実現しなく時が過ぎ、彼岸花をダシにした鰻は胃の腑に納まらないようです。
 山麓バイパス脇の段々畠で

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 奈良市あやめ池に所用があり昼前から出掛けました。現場を見ただけでどうにもならず日をあらためることとして前記の山麓バイパスに向かいました。孫達が喜ぶ薩摩芋を求めに・・・と云うだけではなく表題の彼岸花の様子も見ようと言う魂胆です。九品寺から一言主神社一帯は彼岸花の名所として最近赤マル急上昇中です。
 九品寺近くの彼岸花とコスモスの組み合わせ

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 お寺さんも良く心得たもので、早咲のコスモスと組み合わせをなさっています。しかし、彼岸花の足が速く、セットで盛りを・・・と言う思惑は外れたようです。しかし、お寺の駐車場から溢れた車がバイパスにまで駐車している様は、本音の思惑通りになったのではないでしょうか。一言主神社も同様で、彼岸花の列のように「人」と「車」の列が見事に並んでしました。今思うと一枚抑えておいても良かったかも知れませんね。報道カメラマンとしては失格。
 ここなら人はいないだろうと橋本院への細道

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 本当は帰り道の写真なので絵解きは「ウソ」になりますが、思い付いても簡単に向きを変えられるような道では無いのでご容赦下さい。金剛登山の登り口近くの橋本院まで来ると人も車も列をなしていませんが、彼岸花も俄カメラマンの食欲をそそるほどでもありません。しかし、花、実る穂そして甍が重なるといい絵になります。(自画自賛
 自画自賛の一枚

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 偐家持氏には氏の好物だという「柿」でも引っ張り出して、鰻を釣ることとしましょう。

 曼珠沙華 釣れぬ鰻は 柿が餌 <偐山頭火