紅葉の季節の京は一番のお勧め、花の時期の京都も良いが詫び・寂びとなると秋が一番だろう。
そんな京都の楽しみに加えるとしたら「食事」が定番だが、我々温泉ファンとしては更にひと味加えるなら「お風呂」だ。
京都市内には温泉は殆ど無い。歯切れの悪い表現だが、数カ所については後刻紹介できると思います。さて、山端平八茶屋にあるのが「釜風呂」です。床温度で47度といいますので相当な高温ですが、湿気がないので、爽やかです。隣にはさら湯のお風呂があって、釜風呂とさら湯を交互にはいると、もっと爽やかに。
こんな雰囲気を貸切で楽しめるのが、夏目漱石の「虞美人草」や頼山陽の漢詩にも出てくる料亭であります平八茶屋。騎牛門をくぐると安土時代から続く400年以上の伝統の庭が出迎えてくれる。
高雄川の流れを聞きながら名物「麦飯とろろ」を頂き釜で温まった体を冷ます。漱石の気分だ。
さあ、鯖街道をそれて岩倉、実相院から宝ヶ池を回りましょうか・・・・。
路程:四条河原町より京都バス 京都東IC
写真:入り口の騎牛門 釜風呂看板 釜風呂入口
山端平八茶屋にて
○川端で釜風呂 此処から鯖街道(若狭街道)