河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

京鯖街道「山端平八茶屋にて清涼とかま風呂に遊ぶ」

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 半夏生都大路を南北・東西に遊びました。表向きは「快気祝」と云いつつ久しぶりに息子夫婦に京都行をおねだりしたようなもの。先ずは御池通り麩屋通上がるの「湯波半」へ。刺身湯葉と甘湯葉を求める。更に、息子を紹介した。これからは、息子も来ますが、宜しくと云うことです。

 市内中心部から川端通りへ、そして鴨川を遡ります。鴨川デルタを高野川に沿い右に暫く進むとバス停「平八前」が、山端平八茶屋です。騎牛門を入ると別世界の様ですね。中心市街地の料亭には無い、茂みと小川と少しの高低差が醸し出すのでしょうか。

 食前と食後に分けて「かま風呂」も頂きます。長男夫婦の長女Nちゃんは脱衣場の床下の泉水がガラスの枠越しに見えるのが不思議。かま風呂は50度程度なんでしょうが、ゴザを引いて寝そべると数分で汗がしみ出ます。隣の浴槽には35度程度の湯が張っていて、行ったり来たりで半年分のあく抜きでしょうか。

 高野川が窓越しに見える座敷で戴く夏会席は、半夏生に合わせたタコに鱧、冬瓜も出汁が利いて美味です。仕上げは名物麦とろ御飯ですが、山の芋を出汁に馴染ますのが味のミソとか。わいわいと盛り上がっている座敷の窓越しに、野生の鹿二頭が悠然と川を渡っていきます。映画のシーンのようでした。

 帰路は西へ、下京区丹波口の息子お薦めの漬け物店「打田」で土産物散策。小生とNちゃんは車で爆睡、自宅で頂いたらこれが大変上手く出来た薄塩の漬け物です。一つ教え、教わった京の旅でもありました。

 写真:湯波半、平八茶屋庭、床下には泉水と鯉が、お料理二題、座敷越しに高野川

 高野川
 京の川 鹿も休する 半夏生   <偐山頭火