河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

今日から紅葉が「京の紅葉と味」

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 昼食に入った山端平八茶屋の女将さんに「本当、今日から本格的に色づきました・・」と案内されたのが、高野川に面する二階の座敷。お向かいの山、川面、そして茶屋の土手に植わっている紅葉が素晴らしいグラディーションでした。数百年も続く老舗の中でも、一見さんが利用しやすいお店としてお勧め、名物麦トロ定食で十分です。

 昨日の午前中、京に入った我々は最初に麩屋町御池上がる「湯波半」へ。ここは「やー久しぶり」と、出迎えてくれる一番の馴染みです。甘湯波と呼ばれる、引き上げた最後の溜まりを乾燥させた湯波を、在庫全てを買って帰ります。湯で戻す人もいますが、我が家では素揚げにして一塩でビールのあてです。

 女将と紅葉の話をしていましたら、少し北へ上がる方が人が少ないで・・・との仰せに、上賀茂神社へ。何度も行っていますが、紅葉はそこそこにして、門前の神馬堂へ。売り切れごめんの焼き餅になかなかありつけなかったので、手にすると嬉しかった。映画「寅さんシリーズ」では、あじさいの恋で、片岡仁左右衛門と寅さんがこの店から出てきます。

 さて、腹ごしらえは冒頭の山端平八茶屋へ。突然の電話にも快く応じてくださった。麦とろ定食は13品ほどの京料理に、麦飯ととろろが汁付きます。このとろろ汁の隠し味は絶妙ですな。何時ものパターンなら、食後は釜風呂ですが、本日は先を急ぐ故後ろ髪を引かれながらパスすることに。

 紅葉見物に比叡の懐に分け入ります。まず最初は「赤山禅院」。古くは公家の山荘だったという。修学院周辺の穴場でしょう。自然の状態のような紅葉を満喫して、次に向かったのが金福寺(こんぷくじ)赤山禅院から南へ下ること2キロほど。ここは松尾芭蕉が庵を開いたとされている、その後荒廃したのを与謝蕪村が現在のように再建したと言うことで、俳句好きのメッカのような所です。この日も何組が吟行されていました。

 写真:鴨川(TV科捜研の女などではよく殺人事件が発生しますが、大凡一時間で解決します)、平八茶屋窓越し紅葉と麦とろ定食、赤山禅院山門付近、金福寺芭蕉庵付近、おまけとして神馬堂と焼き餅、映画ポスター

 金福寺にて
 ○芭蕉庵 蕪村が繋ぐ 赤紅葉


 湯波半
 http://blogs.yahoo.co.jp/gourmet_1212/50700460.html

 平八茶屋と実相院
 http://blogs.yahoo.co.jp/gourmet_1212/51528970.html

 温泉大学図書館 私の田所康雄と渥美清そして車寅次郎(あじさいの恋)
  http://www.sidestaff.jp/tomita/