街道筋からはずれて、原野のような野道を不安げにしばらく走ると「薬師温泉」が見えてきた。そこは、我々以外の人の気配が無い。
内湯が二つ、露天というか野天風呂が少し離れてあるそうだが、我々は内湯のみいただいた。一つは混浴。もう一つは、湯船は一つだが、真ん中に遮蔽があり一応男女別だが湯船はいけいけ、という簡単な作り。
どちらも、底からお湯が沸いている。特に男女別になっている浴槽は、日光が差し込んで湧いてくる湯のガス成分が見える。時間帯によって何色かに色が変わるというのもうなずける。
ニセコ温泉郷には、昆布川温泉、東山温泉、湯本温泉などが点在している。我々は東山温泉と昆布温泉しか堪能できなかったが、時間が自由になれば長逗留してすべて楽しみたいものだ。特に薬師温泉には育毛効果があるという、効果が出るほど入りたいものだ。
路程：函館本線ニセコ駅 新千歳空港からバス
写真：薬師温泉 薬師温泉入湯券
ニセコ薬師温泉にて
○薬師の胎内仏になる河内の餓鬼
