河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

泉州堺「湊潮湯」

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 大阪湾で魚を獲った漁師が身体を暖めるために、海水を湧かした風呂に入ったという伝統を受け継ぐのが「湊潮湯」だ。
 現在では、ここだけになったが湊潮湯のある浜寺・出島周辺には数件の同様の風呂があったそうだ。

 さすがに現代の出島周辺の海水には問題が生じる恐れがあるのか、沖合2・5キロからパイプを通して海水を汲み上げ濾過した海水を利用しているそうだ。効能も、元々謳われていた「身体が暖まる」に加えて、「新陳代謝の促進」「自律神経の調整」等が加えられいるのが現代風だ。

 潮湯に身体を任せると、少しよけいに浮力がついたと感じるのは、思いこみだろうか。つい鼻歌が出そうになる。昔、荒海で漁をした後潮湯に入って息を吹き返した漁師さんには申し訳ない。
 湯上がりに、湊潮湯前の道を東に少しの所にある「深清鮨」のアナゴ寿司をいただいた、絶品だ。

 余談だが、河内長野市にある天見温泉「南天苑」は趣のある建物が特徴。この建物は、もと堺大浜にあった"潮湯"を昭和10年に移築したと由来にある。

 路程:南海本線 湊駅下車徒歩3分 堺阪南線出島バス停前
 写真:湊潮湯 アナゴ寿司 仁徳天皇陵(なぜか東西一直線上に並んでいます。)

 泉州堺にて
 ○陵の先にある潮湯とアナゴ