河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

熊野古道湯の旅「川湯温泉 公衆浴場」

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 湯の峰を出て渡瀬温泉を左に見たところで右折、トンネルをくぐるとそこは「川湯温泉」。川湯温泉熊野川の支流大塔川の静かな山間の清流沿いに温泉旅館が立ち並んでいる。川湯は初見で、湯の峰から数分の距離とは驚いた。

 河原を掘り起こした「仙人風呂」が有名だが、11月からの水量の少なくなる時期しか開湯していない。我々は、公衆浴場を利用することに。この公衆浴場は、川湯温泉に宿泊した人は無料、粋な計らいだ。希望すれば、川向こうの河川敷に掘られた「野天風呂」を利用することが出来る。(少し上流の人道橋を渡る。)

 上善如水(じょうぜんみすのごとし) という酒を褒める言葉があるが、これを温泉に当てはめると「上泉如水」となるのであろうと思えるほどに癖のない高温の源泉がなみなみと注ぎ込まれている。成分云々は語らないことにしているが、何も含まれていないのでは、と勘違いしそうに癖がなく肌にまとわりつく。

 降雨に付き野天風呂は諦めたが、天気の良い日は大勢の人で賑わっていると、番人のおじさんが残念がってくれた。温泉が良いと住む人もいいと言うことだ。

 写真:公衆浴場内、注がれる源泉、野天風呂を望む

 川湯温泉にて
 ○いい温泉は良き人を育む
 ○川湯のお湯は大塔川の伏流湯か