河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

越中富山「剣の湯&風の盆」

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 所用があって越中富山行、しかし残念ながらMTBではなくサンダーバードを利用しての旅でした。もっとも、輪行では所詮無理であろう。

 宿には温泉が湧いており、「剣の湯」と称してあった。東京の下町にある温泉銭湯によく見られる「黒湯」であった。立山山麓に温泉が多く湧いているのは知っていたが、黒湯に出会えるとは思いがけなかった。循環ですと、正直に記載されていて気持ちが良い。

 会議のアトラクションで「風の盆」が披露された、長年一度観たいと思っていたが、こんな形で観ることが出来るとは。二胡と三味線、そして和太鼓、哀愁をおびた地方の演奏と踊りに感動した。

 「ぬばたまの 夜の更け行けば 久木(ひさぎ)生ふる 清き川原に千鳥しば鳴く」(6-925)
 翌日昼食に訪れたレストランに、何気なく掲げられていた短冊が「赤人」のこの歌。赤人と富山の関係はよく分からないが、家持が国守として越中に赴任していることが関係しているのかと想像をめぐらすのみ。

 写真:風の盆、赤人歌(夜が更けてゆくにつれ、久木の生える清らかな川原で千鳥がしきりに鳴いている)