ひしゃくで頭から湯をかむり、そして入湯するという伝統の入湯法も、るるぶ等の雑誌にかかると「奇習」と記載されていたが、地元の方は抗議するべきだろう。
前回は「明石屋」にお世話になったが、今回は立ち寄りと言うことでゆかむり温泉を利用した。50度近い源泉を頭からかぶると、二日酔い気味だったがしっかりとする。ただし、湯をかむっていたのは私だけだったが、これは愛嬌と言うことだ。
山陰道筋にあって、鳥取へは最後の宿場町であろう、往時は随分と栄えたと伝わる。明治期以後も近くの鉱山に多くの労働者があって、岩井の町は栄えた。今は、ゆかむり温泉の周りに岩井屋、花屋そして明石家がある。どこも湯量が豊富で源泉に近く生きの良い温泉を楽しめる。
路程:JR山陰線岩美駅
写真:ゆかむり温泉、ゆかむり唄
岩井温泉にて
○湯をかむり身をひたして感謝する