しかし、司馬遼が生前このドラマの映像化を拒んでいたというその理由を、払拭できたかというとそれは、作家が認めるもので、その財産を受け継いだものが軽々に認めるものではないと思います。
先日資料館館長という方のお話を聞く機会があり、彼は現在の映像技術で、ミリタリズムが誇張される不安が解消され、しかも東西冷戦が解消した今では作家の心配は解消されたから、「許可」したと言っていました。
財産を引き継ぎ特に作家の知的財産たる小説をネタにしている方は、その財産の価値を変えることはしてはならないと思います。資料館の館長が、作家の妻の弟さんであればより作家への配慮がほしかったです。
そんな意味でも、これからも見続けて検討してしていくつもりです。特に、明日の放送から戦争に関する映像が流れると思いますので。
写真：司馬遼記念館
