河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

お湯休め「流域歳時記・甚兵衛と大和川」(矢田温泉由来)

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 大和川付け替えの偉人「中甚兵衛」から数えて十代目の中九兵衛氏から、表題の謹呈本が届きました。氏とは、大和川付け替えの勉強を始めた三十年来のお付き合いがあります。

 以来、近くにいたり遠ざかったりしつつ、大和川という軸でつながっています。氏は、その後付け替え史の研究に没頭され、幾つかの新事実を究明されています。いわゆる「間違えて伝えられている定説の、書き換え」です。大和川史に関する幾つかの書物を出版されており、新人物往来社(「歴史読本」出版)の第十九回郷土史研究賞の特別賞優秀賞を受賞されている。

 ここでは、そのことに関して触れるつもりはありませんが、今回出版された「流域歳時記・中甚兵衛と大和川」は、365日にまつわる、流域の歳時記を楽しく綴られていますので、ご紹介した次第です。

 近くに湯里という地名があるのだから温泉があるはず・・・との信念で掘り続けた結果、東住吉区矢田で温泉が昭和63年6月29日に湧出したとか。これを元に「大和川矢田温泉」「ふれあい温泉矢田」が出来たそうです。興味を持たれた方は是非、読んでみてください。購入方法などは写真に記載されています。

 写真:本の表紙、案内書