河内温泉大学

姓は車 名は寅次郎 人呼んで フーテンの寅と発します

美作奥津「奥津温泉郷 河鹿園」

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 奥津温泉郷は四度目くらいか、勿論奥津温泉しかり、般若寺温泉にも二度ほど通っている。奥津温泉で宿を取るのは今回で2回目です。元津山藩の別邸跡を温泉旅館に改装して利用されているのが、今回利用した「河鹿園」であります。

 奥津温泉には三軒の旅館があります、奥津荘、東和楼そして河鹿園です。奥津荘は鍵湯で有名ですね。津山藩主が湯船に鍵を掛けて、藩主以外の利用を許さなかったという故事から「鍵湯」と言われています。東和楼は奥津荘からの借り湯という。この河鹿園は自家源泉だが、温度が多少低く加温している。その加減で24時間の利用は出来ないという。残念でしたが、多少ぬるいのを我慢すれば「鍵」は掛かっていないので利用できそうです。

 さて、この河鹿園の湯は、男、女そして家族風呂、更に時間を変えて利用する露天風呂があります。小さいタイルが敷き詰められた湯殿は、大正ロマン溢れたモダンな雰囲気、壁に設えたオブジェもさりげなく、そして趣味が良い。

 廊下やロビーには棟方志功の版画や絵画が、さりげなく飾られていて、多くの文人墨客が訪れたことを伺わせる。
 こんな素晴らしい旅館を、この日は我々で一人占め、気が向けば各風呂に分かれて独占浴が出来たようです。湯は単純泉、癖もなく何時間でも入れる。私は二日間で二時間は入ったでしょうか、湯あたりは一切無しです。

 写真:ロビー、美術館のような廊下、露天風呂

 ○河鹿園にて
 鍵掛けて 隠したくなる 殿何処